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優希「のどちゃん」 和「? なんですかゆーき」 優希「好きな人が出来たらどうする?」 和「え? そう、ですね。どうしましょう」ウーン 優希「私が思うに、行動あるのみだと思うんだじぇ」 和「ゆーきらしいですね」 優希「だから、決めたじょ」 和「何をですか?」 V /(__,ハ __ V////}  ̄ . ∨//人 `ヽ |`ヽ i ‘," \ .ミ . | } i \ ̄ `ヾハ. .| } ハ ! . \ | | /_厶 i .}\ . ヽ i ;' ,斗 ./ . }. ,' . .\ . | . // | . / i .;'i / . i 、 、 . | ; / j /斗斧ミ、! / !. / |‘ i丶 _____ | / xf" r i ,イ , 'i j/ . | | l \ . / \ |/ ´ h . . .し' |ィ行i .| | i \ i / : 堕 京| 乂 . ノ 'た !| |i .| | i \ i i :. と 太.i  ̄ _/ ! !! ! | / \ i | : す 郎| ,' | |i .| ヽ | : じ を.| / | . |i ,' | // ぇ | _ イ /i ;' ノl / - = ニ ・・ .! ( ) イ / / //j / \____/ r< i i /i / /. / _≧ ‐-‐ ≦ | r'^ 7三二,/イ=-、 _ -‐ ニ二ニ=-辷‐-~辷‐~^ /彡仁二ニニニニ>-= ニ二二二ニニニニニニ==-≧=- /ニニニニニニニ≦三三三二ニニニニニニニニニニニニニニ==-三三二ニニニニニニニニニ≦三三三三二ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=- 第四章 厨二病タコス! 聖雀士と化した少女 ことの始まりは小学3年生のときだった ルイズやシャナに憧れ、私は他の能天気なガキどもとは違うと思い始めていたじょ それまで明るく社交的で友達も多かったけど、 男との関わりを全て絶ち、小学校にいながらにして 丸1日釘宮ボイスで男子共にツンツンすることも多く そして意味もなくマントを羽織ったり、 人目につく場所で突然胸を押さえて苦しむフリをしたりと、 周囲の人間からは完全に痛い奴という目で見られていた 優希「私のツンデレ体験はここから始まる」 中学に進学し、私の雀力はメキメキと伸び、 学年で一番は当然のこと、 町の大会でも町内でベスト3に入る程に成長した 部活にも入り、親友とも呼べるのどちゃんとも出会い 高校に進学し……一緒に入った麻雀部 そこで、私の前に【~忠実なる下僕~サーヴァント】が現れる 麻雀部唯一の男子が私と話してくれるようになったのだ 今にして思えば 京太郎「お前ってすごいな。麻雀強いんだ!」 という中身の無い会話ばかりだったけど、 当時の私はただ一人話しかけてくるその男子をサーヴァントとして意識するようになる とは言っても当然男子に免疫がなかったので自ら話しかけることはなく 主な活動は放課後の部室で夕日を見ながら サーヴァントの使ったコップやフォークをチュパチュパする程度の活動だった 優希「京太郎が使った……んちゅ、ぺろぺろ……ちゅるるるっ」 サーヴァントの住所は尾行によって突き止め、 登下校の際わざわざ遠回りしてサーヴァントの家の前を通り 念を飛ばしたり洗濯物を眺めたり 周りに座り小便をひっかけて マーキングを行うのが日課になった 優希「んっ……」チョロロロ ポタポタ 優希「えへっ、えへへっ」タタタッ コソコソ 京太郎「ふんふふ~ん……ん? おわっ! 家の前に犬の小便!?」バッ 優希「(犬はお前だじょ)」プンプン そして表向きはツンデレ少女 裏では犬の生活を見守るのが日課になっていったじょ そして、県大会が終わって少しした時に事件は起こった サーヴァントの体操服(使用後)が盗まれるという事件が起こったんだじぇ! 京太郎「あれ? 確か部室に置いておいたハズなんだけどな」 久「それはおかしいわねー」 優希「……」 サーヴァントは気丈に振る舞っていたけど、私の心中は穏やかではなかった もちろん体操服を盗んだ奴が羨ましかった(先を越された)というのもあるけど サーヴァントを守るご主人様気取りだった私には赦すことのできない事件だった これは早くサーヴァントの雀士(彼女)にならなければと思った私はすぐに行動に出た 優希「……」キョロキョロ 朝イチで登校し、サーヴァントの机の中にフリーのメアドを書いた紙(匿名)を忍ばせ、 サーヴァントからの連絡を待つことにした 匿名にしたのももちろんちゃんとした理由があるじぇ この頃デスノートにハマりきっていた私はLのような正体不明の探偵に憧れていて サーヴァントに体操服盗難事件の犯人捜査の助言を、正体を明かさぬまま行おうとしたんだじぇ そして事件解決後に全て打ち明け、正体はお前だったか……愛してるっ/// という展開になるだろうことは容易に予測できた 優希「ふんふふ~ん♪」 案の定、その後すぐに 『誰ですか? もしかして和か!?』 というメールが届いた。 和とは、とーぜん麻雀部最高の美女のことである 優希「あのバカ犬め、お仕置きが必要だじぇ」カチカチ それに対する私の返信 『親愛なるサーヴァントへ 私はあなたのホーリィ・タコス(H・T)です。(和じゃありません^^;) サーヴァントの体操服を盗んだ犯人は必ず私が捕まえます 私はあなたやあなたの周囲の人間の行動パターンや自宅の位置を把握している なので容易く犯人を割り出せます。 あと私は表向き存在しないことになっており 極秘の捜査を行うので他の人間には私のことを話さないようにお願いします H・Tより (タコスの画像を添付)』 優希「……」 返事は来なかった 翌日、学校に行くとサーヴァントが私を見るなり 京太郎「……あ、えっと。おは、よう」ササッ 明らかに拒絶の意を示していた なぜ? まさか正体がバレてしまったのか? そう悩んでいると、ふと重大な過ちに気づいた 私のフリーのメアドは yuuki-kataoka.xxxx@~(xxxxは私の誕生日) となっていて、完全に正体がモロバレだったのだ 京太郎「あのさ。俺、体操服とかはもう、大丈夫、だから」 涙目で私を見つめるサーヴァントを前に 私も涙が溢れそうだった その放課後 私は部長に呼び出されて、お説教を受けた というのも、サーヴァントが私の頭を心配して部長に相談したからだ 久「ホーリィ・タコス……ぷふっ、可愛いじゃないwww」クスクス 優希「……」ギリギリ 久「サーヴァント……ぷくくくっ」 今にして思えばサーヴァントの優しさだったけど 私は完全に逆恨みして、サーヴァントへの復讐を誓った 私は早速、身元のバレない新たなメアドを作成し サーヴァントに脅迫用のメールを送ることにした 優希「これで完璧だじょ」ニヤリ 私の脅迫メール 『私との約束を破った罰だじぇ 聖地ヤングガンガンを追放された堕天使は ホーリィ・タコス(H・T)によって討ち滅ぼされる ちなみにお前が部員に密告するのを防ぐために、 “裏切りの使徒ユダ”(つまりスパイ)を部員の中に潜ませてもらったじょ 君がこのことを部員に漏らし、スパイの耳にそのことが入れば H・Tは君を殺すじぇ 部長に密告したとしても、捕まる前にお前を殺すじょ この無間地獄から逃れる方法はただ一つ 聖雀士ホーリィ・タコスの永遠の伴侶になることを誓うのだ』 優希「……あっ」 私はサーヴァントを諦めきれていなかったことに、メールを打っていて気付いた 優希「京太郎ぉ……」グスッ もちろんスパイの話もデタラメだし脅すネタも犯罪クラスだったけど 当時の私は本当に自分がご主人様だと思い込んでいたので、当然赦されると思っていたじぇ 次の日、休みの日だというのに親に連れられ 私は学校に連行された 優希「……」 京太郎「優希……ごめん。俺達だけの問題じゃ、無いと思って」グスッ そこには部長・染谷先輩・サーヴァントが揃っていて お父さん、お母さん、私を併せた6者面談が始まった まずお父さんとお母さんに昨日送った脅迫メールがコピーされたプリントが配られて お父さんが声を上げて泣き出した なぜ泣いているのか私にはさっぱりわからなかった 別に悪いことはしてないと今でも思うじょ 優希「?」 京太郎「……」 面談の内容は主に 立派な犯罪だがサーヴァントが警察に通報しないという方針だということ これ以上、事を荒立てたくないということ 一度精神科に診てもらうこと というようなものであったけど 警察に連絡しないのは全国大会前に問題がばれないようにするためだろうと 容易く読めた私には納得できるようなものではなかった 優希「こんなのおかしいじぇ!」 どうせが通報しないだろうと踏んだ私は強気の態度をとった 優希「私を誰だと思っているんだ。新世界の聖雀士(H・T)だじぇ!」 京太郎「!」 優希「そっちだって体操服を盗んだのを私のせいにしたじょ!」 京太郎「別に、お前がやったなんて思ってないよ」 優希「なのに私だけ捕らえられるなんて、それはお前らのエゴだ!!」 京太郎「ごめん……優希」ウルウル 優希「冤罪が露見するのが怖けりゃ私を見逃すんだな」ドヤッ 生まれて初めて、お母さんから平手打ちを食らった 優希「う、うわぁっ、うわぁぁぁぁんっ! ぶったぁぁぁぁ!!!」ビエーン 私は声を上げて泣いた それはもう、校舎全体を揺るがすほどの大声で このまま、当事者の私が暴れることで話は平行線になるかと思われたけど ある意外な出来事によって状況は一変することになったじょ 京太郎「……皆さん、もうやめませんか? 話を大きくした、俺が悪いんです」 優希「……じぇ?」 / ̄ ̄ ̄ミヽ⌒'x___ / ,.ィ(⌒)" ` 、 | / `¨ \ { / ヽ \|ヽ/ /|/| |‐"/ ゙, ,' / (◯)´Χ /゙ . | i≦ミ(⌒)_.レ| |\| U  ̄ フ / . ト、. /⌒xヘ/⌒{ <___Χ . . | .) { //__|_/沁、 \ `ー_.\ . リ"ヽ ,.ィ" ̄ ∪)、{i込. } (◯)/` / . . } {||───⊂) ̄/\ ∪ / , ,ィ | `ー───‐゙ー" `゙''ー---‐'ー─‐'゙ム彡" ソ 頬の痛みで床を転げまわっていた私を サーヴァントは優しく起こしてくれた 京太郎「俺がコイツの気持ちに気づかずにいたから、追い詰めたんだと思います」ペコリ 優希「……」 京太郎「俺が、責任を持って優希を元に戻します。だから、だからっ!」バッ 久「須賀君……」 まこ「京太郎、お前……」 涙目になりながら、私の両親や部長達に土下座をするサーヴァント 優希「……うぇぇっ」 このとき、長かった私のナイトメアが漸く消滅していくのを肌で感じた それからサーヴァントは、宣言通りに私に向き合ってくれた 京太郎「優希、帰りにタコス食いに行こうぜ」 優希「う、うん!」 京太郎「聖なるタコスは無いけどな」クスクス 優希「あ、うぁ……もぉっ」ポカッ 時々こうして、あの時のことをネタにするのは サーヴァントなりの、もう気にしていないというアピールなのだろう 京太郎「あははっ。まだ、お前の気持ちに答えられねぇけど」ナデナデ 優希「わわっ!」 京太郎「今はとりあえず、いい友達でいようぜ」ニコッ 優希「……うんっ」カァッ 私はその日の夜、サーヴァントの縦笛を盗んで家でオナった こうして、私の厨二病な日々は終わりを告げ 全国大会も無事終了した 今思い返してみると、京太郎には本当に迷惑をかけたじぇ 優希「ただ、気になるのは」 京太郎の体操服を盗んだのが誰なのか 私でなければ……一体? 京太郎「でさ、その時に優希が」 和「え? そんなことを?」クスクス 優希「もぉぉぉぉ! 変なこと言うな!」 京太郎「あはは、悪い悪い」 優希「むむぅ」 京太郎「今度タコスおごってやるからさ」 優希「えへへ、なら許す!」 和「もう、ゆーきったら」 京太郎「和にも今度奢ってやるよ」 和「え? い、いいんですか?」 京太郎「ああ、当たり前だろ」 和「……ふ、ふふっ」グッ 優希「(まぁ、別にいっか。私も一着持ってるし)」ニヘラ 放課後の部室 ガチャッ ?「……全く、優希もセンス無いわね」クスクス 京太郎のロッカー「」キィッ ?「サーヴァントだの、ホーリィだのと」ガサゴソガゴソ クンクン ?「はぁっ……」ゾクゾクッ バタン ?「ふふ、それなら私がお手本を見せてあげなきゃ」スッ ゙l ゙l ゙l ゙l ゙l ゙l ゙l ゙l ゙l ; ゙l ゙l ゙l i ゙l ゙| ゙l `、 イ i ゙l l| ゙| ヽ. ,,、 / ゙l lll ゙l `、ヽ、 / ヽ | || ト `、 `ヽ、 / `、 | |ト | `、 `-、 / `、 | | | `、 ヽ、 `ヽ、..._ ,, 爪 ヽ | / ` 、_  ゙̄`'ー‐‐---------ゥ-‐'' / / ;/, ;;;;;;`、;;ノノ `、 `ー--、......____,,,....,、、‐'' ,/ / / /二,,,、、_z `、 ,,,/ ク // ゙l |ト ハ `、 ,,,// ;" ;;/ / 人 ハ `、 ヽ ,,,,,,,, ∠ニニ=== _ク/ Y \ `、 `ヽ、,,,,,,,, ,,,,,,/ / ハ / 久「この、【放課後のロッカー】がね」ニヤリ 第四章 厨二病タコス! 聖雀士と化した少女 カンッ
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【劔山高校】 莉子「私のせいでみんなの大会が終わってしもた……どうしたら責任取れるんやろ……」(ドヨン…… 莉子「先輩らは今年で卒業やし……私にできること言うたら……」(ドヨヨン…… 莉子「……もう麻雀……止めようかな……」 心が折れる……届きかけた全国準決勝を、目の前でかっさらわれたことに、心が挫けるっ……! 莉子「このまんま続けても、きっと戦犯やとか……もっ回絶望したとこ見てみたいとか、そういうこと言われそーな気もするし……」(グスン ――やれやれ、目が曇ってやがる…… 莉子「え……?」 その時、莉子に天啓下りるっ……! 神域からの天啓……地獄に垂らされる蜘蛛の糸っ……! ――皆よくやるのさ、土壇場に追い詰められるとそのすりかえを。自分の身さえ捧げれば、自分の身とひきかえならば……どんな違法も通るという誤解。それで責任をとったような気になるヒロイズム…………とんだ勘違いだ。……責任をとる道は身投げのような行為の中にはない……責任をとる道は……もっとずーっと地道で全うな道………… 莉子「そうや……ここでメゲてたらただのモブや……!限界までいくで……倍プッシュやっ……!」 ――――ククッ、そうこなくっちゃな…… 始まる……ここから安福莉子のレジェンドロードが始まるっ……! 部の大切な仲間、椿野美幸・古塚梢・森垣友香に暫しの暇を乞い、旅立つ彼女の向かった先は――――遠くは長野の地・清澄高校麻雀部! 京太郎「どうしてこうなった……」 莉子「さあ、いきましょう師匠!ネト魔(麻)界のUMAの力の秘密を知るまで離れませんから!」 まこ「のう、久……」 久「…………私知ーらない」 莉子「カクカクシカジカ」 京太郎「ざわ……ざわ……モコ……モコ……」 莉子「(モコ……モコ……?)と、というわけなんです。来年こそは全国制覇するために、私は強くなりたいんです!」 京太郎「安福さん、だっけ……それで俺を訪ねてくる時点で失敗してると思うぜ?っていうか、喋り方……」 莉子「ホ、ホンマはこんな感じで訛るんですけど、標準語使わないとバカにされるかな、って……」 京久まこ(東京……怖いところ!)(電流走る! 京太郎「まあ、俺なんかでいいならいくらでも力を貸すんだけど……一ついいか?」 久(また安請け合いした……) まこ(知らんぞー、どうなっても) 莉子「なんですか?」 京太郎「ネト魔界のUMAって……なんだ?」(ざわ……ざわ…… 莉子「い、いわく、対局でハコにすれば家内安全学業成就交通安全安産祈願、スランプ脱出に婚期が早まるオマケ付きというネット麻雀界のはぐれキングだって、先輩や友香ちゃんが……」 京太郎「船久保さんに聞いた時よりランクアップしてる!?」 久「まあ……あの赤木しげるさんやヒロさん、天さんと面識あるだけでも相当だもんね……」 まこ「わし京太郎にお茶奢ってもらってからここんところ、落とした財布が返ってきたり、店の集客率が上がったりでええこと尽くしじゃ」 莉子「ほ、ほらっ!」 京太郎「ほらっ、じゃねーし!つーかスゲエな神域パワー!?」 莉子「そんなことはどうでもいいですから、早く特訓しましょう師匠」(キリッ 京太郎「師匠って……」 京太郎「ま、まあいいけど……じゃあ――」 莉子「ハイッ、まずはどこへ行きますか!雀荘ですか、それとも全国の強豪校に遠征ですか!?」 京太郎「いや、あそこのロッカー」 莉子「…………え?」 京太郎「なんていうか、これから直に見るとヤバいことが起きるから、ロッカーさんに守ってもらった方がいいぜ」 ロッカー「Welcome!」 莉子「は、はあ……まあ、師匠がそー言うなら入りますけど」(渋々 咲「ごめん、遅くなっちゃった!」 和「少し図書館で話し込んでました……」 優希「真打ち登場だじぇ!」 莉子(えっ……ま、まさかあの三人って……!?)(ざわ……! 京太郎「お、おぉー、咲待ってたぜー」 咲「んー?どうしたの京ちゃん。いつもなら、私が遅れたらブーブー言ってくるのに」 京太郎「そ、そんなことねーって。さー、みんなそろったことだし練習開始ですね、部長!」 久「そーねー。じゃあ、最初は……咲・和・優希・まこで打ってみて。ちょっと今回は趣向を変えて、みんな本気の本気でやっちゃっていいから」 京太郎「ちょっ」 優希「おおー、ホントか!?これは腕が鳴るじぇー……!」(ゴゥッ! まこ「(ヤレヤレ、あなたの知らない世界ー、って奴じゃのう)気づかんうちに終わっても恨みっこなしじゃからな?」(カチャッ……! 和「そんな馬鹿げた話、あり得ません」(エトペンッ! 咲「私……頑張る。相手を見下した打ち方は、もう絶対にしたくないから……!!」(ゴッ……!! 莉子(な、なんなんこの寒気……!?)(ぞわわっ! ロッカー「HEY、絶対に声を出しちゃいけないぜ、お嬢さん」 咲「カンッ、もいっこカンッ……さらに、カンッ!!リンシャンカイホウツモ……!」 和「なかなかやりますね、咲さん……ツモ!大三元!!」 まこ「純正緑一色じゃあ……!!」 優希「私の東場で好き勝手はやらせないじぇ!!ダブリー一発門前ツモ……16000オール!!」 莉子(…………なんなのこの人たちコワイ) 京太郎「(きっと今、おいてけぼりくらったZ戦士の心境だろうなあ)さ、さーて、俺はネト麻でもやろーっと」 【京たろー】さんがログインしました 【堂嶋】さんの発言:「おお、久しぶりじゃねーか!」 【K】さんの発言:「全国以来だね」 【風間】さんの発言:「…………よう」 京太郎「ククッ………………面白い……死ぬ気でやらせてもらうぜっ……!」(ざわ……ざわ……! 莉子(ええー……あっちまで雰囲気変わっちゃった……) 久「みんな元気よねー」(ヤレヤレ それからどうした――― 京太郎「ぐあー、負けたやられた……ククッ……残念っ……!」 咲「疲れたー……京ちゃんもへとへとだね。今日はどうするの?また龍門渕……ってゆーか、透華さんのところ?」(じとー 京太郎「んー、たぶん……つーか、その非難の眼差しやめれー」 咲「べーつーにー非難なんてしーてーまーせーんー」(べー 咲「じゃ先に帰っちゃおっか、和ちゃん、優希ちゃん!」 和「フフッ、そうですね」 優希「やーい、咲ちゃんに愛想尽かされて絶望するがいいじぇ!」 咲「あ、愛想尽かしたりはしないよぅ……」 京太郎「へいへーい、気を付けますよーっと……」 ロッカー「―――――」(ガタガタガタガタ 久「大丈夫かしら、あの子?」 まこ「……とりあえず開けてみるかのう」 莉子「こ、こんなのって……は、牌が……凍えて……!」(ぜつぼう! 久「ロッカーさんでも完全シャットアウトは無理だったか……」 莉子「なななななにいい言ってるんんでですか!だい、だだい大丈夫ですっ!」 京太郎「本当に大丈夫なんだろーか……」 ここでやっぱりいいですと謝っておけば……後悔先に立たずという言葉を莉子が思い出すのは、さんざんっぱら京太郎に連れ回され、その全てで未知の世界を垣間見てからのこととなる……! 透華「ご機嫌ようですわ、京太郎。今日も特訓に来たんですの?」 京太郎「ええまあ、それとついでになんですけど――」 透華「ついでに……な、なんでしょう?あ、明後日の休日でしたら私、たまたま、そう久しぶりにたまたま暇してますので付き合っても構いませんけど――」(モジ……モジ…… 京太郎「いやー、そうじゃなくて今日は特訓ついでに『彼女』を紹介しにきたんですよ」 莉子「ど、どうもー……」 透華「彼……女?」(ピシッ…… 純(なあ、これヤバくねーか?) 一(ニュアンス的に『お客様を』紹介って感じにしか取れなかったけど……) 智紀(デートの誘いを期待したところにカウンター……精神的にだから、ミラーコート?は痛い……) 京太郎「それで悪いんですけど、こいつ……莉子もまぜて打ってくれませんか」 莉子「よ、よろしくお願いします!」 透華「…………え、えぇ構いませんわよ……。きょ、京太郎がわざわざ紹介しに来るほどなのですから……さぞ、素晴らしい方なんでしょうね。に、人間的にも……」(プルブル 純(おい、なんかものすげー無理して平静保とうとしてやがるぞ)(オロオロ 一(涙溜めて声震えさせながらだから、意味ないけどねー) 智紀(透華、ダダこねないいい子……) 京太郎「……ぁ、ち、違いますよ透華さん!こいつは別にそーいう仲ってわけじゃ――!」 透華「グスッ…………あなたが真に相応しい女かどうか、対局で見極めて差し上げますわ――――!」 莉子「ひ、ひい……これって!?」(ゾゾッ 冷透華「さあ、覚悟の準備はよろしくて?今日の私……少し荒っぽくいきますわよ」 莉子「熱っ……!つ、冷たすぎて逆に熱いっ……!?」 一(あー、霜焼けって死ぬほど熱く感じるって言うよねー) 純(一応、京太郎の奴フォローしようとしてたのにな)(ホロリ 智紀(透華ったら、うっかりさん) 衣「おお、なにか楽しそうなことになってるな!今宵は満月、黄泉への道先案内、衣自らがしてくれる!」 ハギヨシ「皆様、お茶の用意が……おや、何事ですかこれは?」 莉子「ひ、ひいぃぃっ!?」 莉子「………………ひどい目に遭いました」(ボロ…… 京太郎「こっちはとんだとばっちりだっつーの……最終的に誤解は解けたからいいものの」(ボロッ…… 莉子「あれはどう考えても師匠が悪いと思うんだけど……」(ブツブツ 京太郎「とりあえず龍門渕での特訓は終わったし、次行くぜ」 莉子「や、休みなしですか……」 京太郎「バカッ、これから行く風越には和に匹敵する美少女のオモチが待ってるんだぜ!?すばらなオッパ……オモチのためなら、例えフルマラソンの直後でも俺は走っていけるね!」 莉子(今更だけど私、強くなりたいってお願いする人間違えたかも……) いちご「あれ、あなた……劔谷の安福さん、やったっけ?」 莉子「そ、そういうあなたは、広島県鹿老渡高校の佐々野さん!?」 京太郎「おおっ、この子のオモチもかなりすばら……!」 いちご「!!」(ビョクッ 莉子「あ、いいんです、師匠のことは無視で。そ、それで、佐々野さんがどうしてここに?」 いちご「んっとな、ここら辺で強いって有名な風越の部長さんとちゃちゃのんで話するって企画で来たんよ」 京太郎「なん……ですと……」 いちごの答えに、京太郎に電流走る……! 京太郎(風越の部長さんと佐々野さんことアイドル雀士ちゃちゃのん……それぞれ単品でも素晴らしい破壊力を秘めたオモチだというのに、それが……それが言葉を交わせる位置に同時に存在する……!ククッ……それはずい……この企画を考えた奴、只者じゃない……狂ってやがるぜっ)(ざわ……ざわ……ざわ……ざわ……! 華菜「あ、いたいたー、ちゃちゃのんさん発見だしー……って、なんで清澄の雑用係がいるし!?」 京太郎「雑用じゃねー、男子部員だ!」 美穂子「ダメよ、華菜。須賀さんだって立派な学生雀士なんだから、そんな失礼なこと言っちゃ……」 美穂子「えっと、佐々野さん、ようこそ風越へ。お待ちしておりました……どうぞ、こちらへ」 いちご「どもですー」 京太郎「あ、ご丁寧にどーもどーも」 莉子「お、お邪魔しまーす」 美穂子「はーい♪」 華菜「今日はお客様いっぱいだし!お茶菓子足りるか心配ー………………って、なんでお前らまでついてくるし!?」 京莉「え?」 華菜「首傾げんなー!!」 久保コーチ「うっせえぞ池田ァーーー!」 華菜「ヒイィッ!?華菜ちゃん悪くないし!」 で、風越麻雀部部室 いちご「――――すみません、撮影の方が少し遅れるみたいで」 美穂子「ええ、構いませんよ――――」 京太郎(オモチが一つ、オモチが二つ、オモチが三つにオモチが四つ…………し、至福……これが愉悦の味か……!)(お茶飲み飲み 華菜「なんかいつもに増して、雑用係の気配がヤバいし……」 華菜「ま、まあそれはさておき……」 莉子「……………………」 華菜と莉子の視線が交錯……! 華菜(こいつ……なかなかやるな) 莉子(なんでだろ……この人からは、すごく親しみを持てる気配が漂ってくるよ) 華菜(実はあのちゃちゃのんからも同じものを感じてるし……!)(ボショボショ 莉子(あなたもですか!?じ、実は私もさっきから……!!) 華菜(フフフ、これはきっと類い希なる才覚の持ち主同士だけに通じる第六感的な何かだし!) 莉子(ほ、ほんとですか!?じゃあ、私もついに覚醒の時が……!) 華莉「!?」 その時、二人に電流走る……! 星夏「お疲れ様です……あ、すみません、お客様でしたか」 莉子(…………こ、この人からも私たちと同じ気を感じます!) 華菜(文堂の奴……いつの間に)(ゴクリ 星夏(あのキャプテンと話してる人に、池田先輩と囁きあってる人…………なにか、すごく身に覚えのある気配を感じる……) 星夏「みなさん……只者じゃないようですね」(キリッ 久保コーチ「只者じゃなくてバカ者の間違いだろ……」(雑誌めくり 華菜「次会う時は全国だな……」(フッ 星夏「今から楽しみです」(フフッ 莉子「ええっ、約束です……全国で会いましょう!」(フフフッ 華星莉「じーっ」 いちご「えっと…………ちゃ、ちゃちゃのん、負けることとか想定してへんからー」 華星莉「負けませんから(負けないし)!」 久保コーチ「おい、須賀ァッ、あのバカ共どーにかしろコラ」 京太郎「いや……いいんじゃないですか、やる気だしてんですし」 美穂子「そうですよコーチ」 京太郎(うひょうっ、美穂子さんと意見が一致した!これはもう脈ありって考えてもいいんじゃねえか!?) 久保コーチ「あいつらどうにかしないなら、小鍛治プロ……とコンビ組んでるアナウンサーがテメエん家の住所知ると思え」 京太郎「俺を社会的に消しに来た!?」 久保コーチ「それは言い過…………いや、スマンこれはさすがになしだったわ」 美穂子「マスコミの力ってすごいんですね……」 京太郎「マスコミ………マスコミか」 京太郎「――――学生雀士強化企画、なんてなっ……!」(ざわ……ざわ…… 久保コーチ「おい待てお前なに怖ぇこと考えてる」 それからしばらくして、どこから話を聞きつけたのか、長野ローカル局にて福与恒子主催の『麻雀どうでしょう―全国強豪校制覇の旅―』が開始。 【千里山】 怜「あー、京ちゃん久しぶりー。なんなん、私が元気してるか見に来てくれたん?」 京太郎「それもありますけど、今日はちょっとしたサプライズ企画でいろん学生雀士に『彼女』を紹介するために――」 怜「ぇ……か、彼女――」 莉子「ヒィッ……こ、これって!?」 恒子『さあ、またしてもこのパターンで始まった有名美少女雀士との対局!今回こそ安福莉子ちゃん、跳ばずに終えられるのかー!?』 怜「せめて痛みは感じんように跳ばしたる……リーチ一発ツモ!もういっちょリーチ一発ツモ、さらに――」(バトーワンデッサイダデステニーナギッペシペシナギッペシペシハァーンナギッハァーン! 莉子「またこんなパターンですかーーー!?」 竜華「怜……強うなったなぁ」 セーラ「ちゅうか、もう治ってんのとちゃう?」 浩子「まさにストロング病人ですなあ」 怜「命は投げ捨てるもんちゃうで……!」(キリッ 三箇牧でも―― 憩「京太郎君の頼みやしな……ほな、うちらでお相手いたしますー♪」 もこ「…………」(ぎひっ! 絃「よろしく」 莉子「こ、これって……!?」(ゾゾッ 恒子『またいただきました、莉子ちゃんの「これって……!?」!というか須賀師匠、交友関係がいろいろと広すぎないかー!?』 憩「あ、あとで利仙さんとか藍子さんも合流するから、思いっきり練習してってなー!」 京太郎「ククッ……地道に行こうっ……!」 さらに事の発端となった阿知賀では―― 穏乃「あっ……き、君……!」 莉子「う、うぅ……あなたのせいで私はー!責任取ってよバカー……!!」 穏乃「せせせ、責任!?」 憧「えっなに、どーいう状況!?」 灼「…………修羅場?」 宵「もしかしてー、これって…………麻雀どうでしょうの撮影ー?」 玄「あ、お姉ちゃん最近、あの番組よく見てるよねー……って、須賀君も出てたような」 晴絵「ほんと君、赤木さんのお茶目な部分は似てきたね……悪い意味で」 京太郎「フフッ……タチの悪い冗談はよしてくださいよっ……」 莉子「それは私の台詞です、師匠ーーー!」 ついには…… 京太郎「てなわけで、里帰りしてるエイスリンさんに宮守女子の人達から渡されたビデオレターを渡しにニュージーランドに行くんだってさ」 莉子「師匠、一度腹を割って話しましょう……」 華菜「っていうか、なんで華菜ちゃんまで一緒に行かなきゃだし!?」 星夏「それを言ったら私もですよ、先輩!」 恒子「いや、だって三人とも似た者同士じゃん。大丈夫、ちゃんと旅行用の雀卓とか用意してあるから♪」 莉子「こ、これって……!?」(ゾゾッ 恒子「どこへ行くかは莉子ちゃんのプラマイ点数次第!南国縦断ニュージーランド完全制覇の旅ー♪」 莉子「……この麻雀やろおぉぉぉぉぉーーーー!!」 華菜「ちょっと待つし、華菜ちゃん完全に巻き添え……!?」 星夏「だから私もですよ先輩……!!」 世界へと飛び出した安福莉子with池田華菜&文堂星夏! 彼女達の明日はどこへあるのか……! 麻雀どうでしょうで一躍有名になってしまった安福莉子の旅は続く……!! 頑張れ安福莉子!戦え安福莉子……!!
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1 : ◆VB1fdkUTPA [saga]:2013/03/07(木) 01 52 52.64 ID 7H4LaEIS0 ヤンデレNo01.独占恋愛型『駄目だよ、京ちゃん。私以外を見ちゃ、だめ』 ヤンデレNo02.自虐型『私は所詮凡人、京太郎君の周りにはもっとええ子がおるやん』 ヤンデレNo03.奉仕型『僕は君の為にいる。だから、君はただそれを感受してればいいんだ』 ヤンデレNo04.ストーカー型『ずっと、見てるっすよ』 ヤンデレNo05.あがり症型『(女性が男性の手を握ってる絵)』バッ ヤンデレNo06.他者依存型『やだ、やだやだやだやだ!もう生意気言わないからっ!だから傍に、傍にいさせて!!』 ヤンデレNo07.愛情独占型『……ダルいけど、言うよ。―――なんで、他の子見てる?』 ヤンデレNo08.愛憎一体型『咲さんは渡したくないのに、なんで貴方なんかに私は、私は、私……』 ヤンデレNo09.魔性型『狭いとこってどうして落ち着くんでしょうね、須賀君?』 ヤンデレNo10.思い込み型『京太郎、死ぬまで一緒って約束したからな……うち、病弱やけど付き合ってな』 ヤンデレNo11.強襲型『犬!せっかくだから私の世話する栄誉をやるじぇ!』 ヤンデレNo12.教育型『ふふっ、君は本当に――――デキの悪い、生徒だよ』 ヤンデレNo13.百合デレ型『あは……部長と一緒に、可愛がってあげます』 ヤンデレNo14.束縛(監禁)型『ぼっちじゃ、ないよ………』 ヤンデレNo15.破滅型『みんな、みんな無くなっちゃえばいいんです』 ヤンデレNo16.愛縛型『おいで、京ちゃん。怖くないよ』 ヤンデレNo17.排除型『邪魔……退いてくれるかな?』 ヤンデレNo18.被虐型『や、ぁあ……も、っと……いじめてぇな……』 etc、etc、etc―――――― ※このスレの女の子は総じて病んでます。 ※男須賀が主人公。 ※死にます、殺されます。 ※ループしてます。 ※キャラ崩壊注意。 【ルール説明】 1、舞台は全国大会。 2、安価指定のキャラクターと接触。 3、安価内容で関わりあう。 4、病むか、でれるか。 5、病みメーターが一定の数値に達するほど女の子の行動がNPC化していきます。 6、期間は14日から~28日間 7、豊音は大天使、はっきり分かんだね 8、オダワラハコネ先生のセーラはぐうかわいい 9、泉ちゃんのお尻スパンキングしたい 10、かわいい(腹パン) 11、クロチャーはホームグラウンド特化型 12、クロチャーの手首はボロボロ
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その1 まとめに戻る その3 番外編【船Qがモニター見すぎて疲れてるから肩をもんであげる】 番外編【依存りゅーか】 番外編【りゅーかに胸部マッサージ】 番外編【竜華と新婚さんごっこ】 番外編【怜とお医者さんごっこ】 番外編【じゃあトキの前でセーラとプロレスだ!】 【帰りが遅くなった泉を送って、空に星が瞬く夜道を、なんでもないようなことを話ながら二人で歩いていたら泉が自分の恋心に気づく展開】 番外編【ロン(物理)体験会】 番外編【ロン(物理)※ただしゲス】 番外編if【姫様、京ちゃんと婚約】 番外編【雅枝さんと遊園地】 ~【雅枝さんと遊園地】After~ 番外編【長年連れ添った嫁の最後を看取る夫ごっこ怜と京太郎】 番外編【竜華とロッカー】 番外編if【姫様と婚約したことを千里山の皆に発表】 番外編if【姫様と京ちゃんで遠距離恋愛するかどっちかに移住するか相談】 番外編【泉と二人羽織】 【二人羽織りリトライ】 番外編【怜の体拭き】 【怜の体拭き】【布団に潜った所からエロ展開になるif】 番外編【船Qがモニター見すぎて疲れてるから肩をもんであげる】 船久保「んー…」ゴリゴリ 京太郎「肩凝りですか?船久保先輩」ソノオモチデ? 船久保「モニタとにらめっこですからね…そら肩も凝りますわ」ハッタオシマスヨ? 京太郎「なるほど…。でしたら肩揉みでもしますよ。一応マネージャーですから」 船久保「…た…たまには…そういう仕事をするのもいいんじゃないですかね…?」 ……… …… … 船久保「あー…そこちゃうで…。もうちょい下や」 京太郎「ここですか?」グッ 船久保「今度は下過ぎや」 京太郎「すいません…何しろ(船久保先輩の肩を揉むのは)初めてですからツボがわからなくて…」 船久保「せやったら段々回数こなせばええやん…んっ…そこぉ…」 京太郎「ここですか?」グッ 船久保「あぁ…そこ気持ちいいです…」 京太郎「……先輩?」 船久保「なんや須賀君?」 京太郎「俺もノっちゃいましたけど……」 竜華「……」カァァ 怜「……」/// セーラ「……」プシュー 泉「……」アワアワアワアワアワ 京太郎「…これ以上は大変なことになるかと」 船久保「せやね。せやけど肩揉みは続けてーな。須賀君上手いから気持ちええんや」 京太郎「はいはい。わかりましたよ」ギュッ 船久保「あ~ぁぁ…」ゴクラク 京太郎「喜んでもらえるなら何よりです。…あ、どうせなら他のみなさんもこの後やりましょうか?」 船久保「えっ…?」 京太郎「あれ?何かマズかったですか船久保先輩?」 船久保「……………別に」 京太郎「?」 船久保「………とりあえずまだ肩凝りとれへんから肩凝りとれるまで続けてーや須賀君」 京太郎「はいはいわかりましたよっと」グッ 船久保(………なんとなく…この辛い肩凝りに…消えるなと思う自分がいる。…なんでやろなぁ?)ハテ? 船久保(……ま。今はええわ…。このままで…十分幸せやし)ホッコリ fin! 番外編【依存りゅーか】 京太郎「んあー…っ。授業終わったぁ…飯だ飯!」ガタッ 竜華「すーがーくんっ」 京太郎「部長?どうかしました?」 竜華「おーひーる!一緒に食べようや!」ニパッ 「!?」ガタッ ユルスマジスガ… バクハツシロ… シミズダニセンパイハオレノヨメ… スガキョウタロウニシヲ… 京太郎「ぶ…部長!逃げましょう!」ダッ 竜華「嫌や」 京太郎「このままじゃ俺殺されかねませんから!」 竜華「須賀君が手をとってくれなきゃ動きたくなーい」 ユルサン… スガノセキネーカラ… オレノコトヲヨウシニシテクレ… 京太郎「あーもう!行きますよ部長!掴まっててくださいね!」ダッ 竜華「当然やろ!一生離さへんで須賀君?」ニコッ ……… …… … 京太郎「とまぁ屋上まで逃げてきましたけど」 竜華「丁度ええわ。お昼にしよーや」 京太郎「あ、俺弁当…教室…」 竜華「須賀君の分も作ってあるでー?」 京太郎「ホ…ホントっすか!?是非頂きます!」 竜華「いっただっきまーす」 京太郎「…ってあれ?その話に出てきた弁当は?」 竜華「あげてもいいけどー…」スッ 京太郎「なんすか?箸?」 竜華「あーん」アーン 京太郎「え?」 竜華「須賀君が食べさせてくれたらお弁当あげるー」 京太郎「え?え?」 竜華「…………………」 竜華「…………嫌?」ウルウル 京太郎「うっ…」 竜華「……ウチ…須賀君に嫌われてもうた…もうイヤや…」スタスタ 京太郎「し…します!しますから!危ないんで帰ってきてください!」 竜華「はーい」 京太郎「…は…はい…あーん…」 竜華「あーん」モグモグ 竜華「はい須賀君あーん」 京太郎「あ…あーん…」パクッ 竜華「どや?美味しい?」 京太郎「お…美味しいです」 京太郎(…けどメッチャ恥ずかしいんだけど!) 竜華「………ねぇ須賀君?」 京太郎「え?はいなんですか?」 竜華「ウチね…もう須賀君無しじゃ生きられへん」 京太郎「ぶっ!い…いきなり…な…何を言ってるんですか!?」 竜華「須賀君にならウチのこと全部あげる…なんだってする…せやから須賀君のことウチに頂戴?」 京太郎「ぶ…部長…?」 竜華「…もうな。須賀君が他の子と話してるの見たくないんや。…なんか苦しいから…。せやから」 京太郎「え…いや…何をいきなり…」 竜華「ウチは須賀君のものやから…須賀君もウチのものになって?ね?」 京太郎「部長!?い…一旦落ち着いてください!何を言ってるのかわかってます!?」 竜華「当たり前やろ」 竜華「ウチはもう須賀君無しじゃ生きられへん。せやから一生須賀君と一緒にいる。なんなら留年したって良いし、須賀君と一緒にいるためならなんだってするで?」 京太郎「………部長。ホント落ち着いてください…」 竜華「…嫌なん…?ウチじゃ嫌なん…?」 京太郎「いやそういうわけじゃ…」 竜華「ウチ…須賀君に嫌われたらもう生きられへん。須賀君が傍におらんことに耐えられへん。な?ウチと一緒に居てや。ずっと」ギュッ 京太郎「…部長…」 竜華「…一人は…寂しいんや…辛いんや…苦しいんや…でも…須賀君が一緒だから…一緒にいてくれるから…」ギュッ 京太郎(…な…なんか…放っておけないのはなんでだろうな…)ナデナデ 竜華「…えへへ。…嬉しい」ニコッ fin! 番外編【りゅーかに胸部マッサージ】 竜華「ううぅ…」 京太郎「どうしたんです部長?」 竜華「いやぁ…肩凝りが酷いんや…」ゴリゴリ 京太郎「へー…何か原因でも?」 竜華「あー…男の子にはわからんのや…重いんよ。女子は」 京太郎(…?) 京太郎「…そういうことなら俺にお任せあれ!」 竜華「なんかしてくれるんか?」 京太郎「今まで丁度マッサージの本を読んでたんです!試させてください!」 竜華「おー…マネージャーらしい仕事やなぁ…ほな頼むわ」 ……… …… … 京太郎「えっと…女性の肩凝り解消のページはっと…。これかな?」 竜華「つーらーいー…」 京太郎「あー…とりあえず肩揉みしますね」 竜華「あぁぁ…気持ちええわー…。あ、須賀君もうちょい左ー」 京太郎「はいー」 竜華「うきゅー…」 京太郎「さて…肩凝り解消のマッサージ試しますねー」 竜華「頼むわー」 京太郎「えっと…『胸の下あたりに凝りがあります。ほぐしましょう』…?」 京太郎(…というか俺後ろに回ってるから胸の下あたりとかどの辺かわからねーじゃねーか…) 京太郎(…この辺?)フニッ 竜華「ひゃんっ!?」 竜華「ど…どこ触っとんねん!」 京太郎「す…すいません!どの辺か迷ってしまって…。…この辺…?」モミモミ 竜華「あっ…ひゃう…ちょっ…ちょ…すがっ…くっ!」/// 京太郎(『胸の下あたりから脇にかけて揉んでいきます』…か)モミモミ 竜華「んにゃっ!?…あっひゃっ!くっ…くすぐった…須賀君!」 竜華「あはははは!ちょっ…苦し…あはははははは!止めっ…止めて…ひはは…」クネクネ 京太郎「あっ!あんまり動かないでください!手がずれちゃいますから!」ムニュムニュ 京太郎(…あれ?なんか凄い柔らかいんだけど。…なんだこれ?)モミモミ 竜華「ひゃあっ…ちょ…須賀君!?ど…どこを…その…も…も…ひゃうっ!」/// 京太郎「部長ー。やっぱり後ろからはやりずらいんで前回っていいですか?」モミモミ 竜華「も…もうやらんでええぇぇぇぇぇ!」/// fin! 番外編【竜華と新婚さんごっこ】 京太郎「ちわーっす」ガチャッ 竜華「やり直しー」バタン 京太郎「………………」 京太郎「えっ?」 京太郎「…お…遅れましたー」ガチャッ 竜華「わんもあー」バタン 京太郎「…………………」 京太郎「…不肖!須賀京太郎!千里山高校麻雀部部室に…いざ参る!」ガチャッ 竜華「アホかいな」バシッ 京太郎「どうしろって言うんですか!?」 ……… …… … 京太郎「し…新婚さんごっこ…?」 竜華「せや。まぁ色々と訳ありやねん」 京太郎「まぁ…そういうことなら…。……ただいまー」ガチャッ 竜華「おかえりー」 竜華「お風呂にする?ご飯にする?」 京太郎(…………!?)ゴクリ 竜華「……………………」 竜華「…………須賀君?」 京太郎「………あれ?…『そ・れ・と・も』は無いんですか?」 竜華「…?ご飯とお風呂以外に何かあるん?」 京太郎「………なんでも無いです…」 ……… …… … 竜華「須賀君ー?」 京太郎「なんです部長?」 竜華「…須賀君…「新婚さんごっこ」なんやから部長はないやろ部長は…」 京太郎「あー…そうですねー…。え…っと…りゅ…竜華さん…?」 竜華「…及第点やな」 竜華「では改めて…須賀君ー?」 京太郎「部長」 竜華「なんや須賀君!さっき言ったことも忘れたんか!」 京太郎「これは「新婚さんごっこ」ですよね?」 竜華「せやで!」 京太郎「………………」ニヤッ 京太郎「だったら…「須賀君」はおかしいですよね?」ニコッ 竜華「あ…ぅ…」 京太郎「はい。やり直しですよ?」 竜華「え…でもでもでも…。そんな…名前呼びなんて…は…恥ずいし…」 京太郎「俺は呼びましたよ?竜華さん?」 竜華「ぅ…。きょ…、き…ぅ…ろぅ…」ボソボソ 京太郎「聞こえませんよ?」 竜華「きょ…きょ…京太郎君!」/// 京太郎「何かな竜華さん?」ニコッ 竜華「はうっ…」/// 竜華「や…やっぱし終わり!終わりや!新婚さんごっこ終わりぃ!…この部室暑い!ちょっと外行ってくる!」ダッ 京太郎「いってらっしゃい。竜華さん」ニコッ 竜華「あ…あぅあぅ…」/// アワアワ fin! 番外編【怜とお医者さんごっこ】 怜「…なぁ須賀君?」 京太郎「なんでしょうか?」 怜「お医者さんごっこって知っとる?」 京太郎「ぶっ!?」 怜「いやな?今日廊下で男子が「お…おらは幼女とお医者さんごっこするのが夢なんだな!でふゅでふゅ」ってゆーとったんや。…で…「なんやこの人は将来小児科の医師にでもなりたいんやな。ええ人や」って思て」 京太郎「先輩!?違う!凄く違う!その人真反対ですよ!」 怜「フナQに話したらこっぴどく叱られてん。そんなにお医者さんごっこってアカンの?」 京太郎「あ…あああ…当たり前ですよ!」 怜「んー。ようわからんから須賀君。ちょっとやろうや。お医者さんごっこ」 京太郎「え?」 ……… …… … 怜「とりあえず最初はウチがお医者さんやるで」 京太郎「あー…そうですねー…はいー…」 怜(いつもは患者なのに…。…なんか新鮮や…!)キラキラ 怜「というわけでまずは形からや」ナース 京太郎(……すばらっ!)グッ 怜「はーい。患者さんどうぞー」 京太郎「ゴホッゴホッ。すびばぜん…鼻と喉が…ゴホッゴホッ…」 怜「それはアカンなぁ…。ほな体温計るでー」ミミデハカルタイプ ピッ 怜「あー…熱あるやん」 京太郎「ホントでずか…」ズビーッ! 怜「喉見るでー」 京太郎「う゛ぁい」 怜「あー…赤いでー喉」 怜「次はー。聴診やねー。胸出してーな」 京太郎「はい…」 怜「ふーん。ふんふんふん」 怜(…意外に筋肉あるなぁ…。というか…これが男子なんやね…女子と違ってガッチリしとる…) 怜「終わりやー」 怜(…?ほら…何も疚しいことないやん!フナQは何を言うてんねん!) 怜「じゃあ交代や」 京太郎「ほ…ホントにやるんですか…?」 怜「流石に自分だけやるんは変やろ。任せとき!患者役なら朝飯前や」 京太郎「え…えーと…じゃあ…ね…熱計りますねー…」ピッ 怜「ケホッ。ううう…寒気がぁぁ…寒気がぁぁ」カタカタ 京太郎「喉見ますから口開けてくださーい」 怜「………………」 京太郎「………先輩?」 怜(…………恥ずい…。須賀君の目の前であーんなんて…)/// 怜「あ…あーん…」 京太郎「あー。か…風邪ですかねー…」 京太郎「え…えっと…その…あの…」アワアワ 怜「なんや?次は聴診やろ?…ウチは服を…」ハッ 京太郎「わ…わかりましたか先輩…?」 怜(…この流れやと…その…ウチ…須賀君に…その…胸…見せることになるやん…)/// 怜(…ってことはフナQが怒っとったのはそういうこと…!?…え?…じゃあウチ…) 怜(…お医者さんごっこやろう…なんて…須賀君に…須賀…君…に…)/// 京太郎「え…えと…せ…先輩…?」 怜「…あわあわあわ」アセアセ 怜「えっとやね!その…し…知らんかったから!?その!…変な意味は無かったって言うか!」アセアセ 京太郎「わ…わかってますから!先輩!大丈夫です落ち着いてください!」 怜「…せ…せやから…き…嫌わんといて…須賀君…」ウルウル 京太郎「わかってますってば…」 怜「へ…変な子やて思われたくない…須賀君…お願いやから…」ウルウル 京太郎「…………」ギュッ 京太郎「大丈夫ですから。ちゃんとわかってます。大体何があったって先輩のことを嫌いにはなりませんよ」ギュッ 怜「…須賀君…おおきに…」ギュッ ……… …… … 怜「須賀君。プロレスごっこってなんや?」 京太郎「えっ?」 fin! 番外編【じゃあトキの前でセーラとプロレスだ!】 怜「須賀君プロレスごっこってなんや?」 京太郎「えっ?」 怜「プロレスってスポーツやろ?ごっこてなんやごっこて。そんなこと言うたら「野球ごっこ」「サッカーごっこ」「セパタクローごっこ」とかなってまうやん」 京太郎「なんでセパタクローをチョイスしたんですか!?」 ……… …… … 京太郎「とにかく…この前の二の舞ですからこの話題は終わりです」 怜「う…せやな…。こないだみたいのはゴメンや…」 セーラ「京太郎ー!プロレスしよーぜー!」バンッ 京太郎「」 怜「あ。ちょうどええわセーラ」 セーラ「なんや怜?」 ……… …… … 京太郎「え…えーと…セーラ先輩は…どうしていきなりプロレスを…?」 セーラ「昨日テレビでなんかの決勝見ててん。「これや!」と思ったんや」 京太郎「なぜ思ってしまったのか…」 セーラ「ほないくでー!筋○バスターや!」ダッ 京太郎「待ったぁぁ!それはマズいですから!」 セーラ「待った無しや!」ガッ 京太郎「うわぁぁぁぁ!!」 ……… …… … 怜「………あー…お茶美味しい」ズズズ 京太郎「」 セーラ「てやー」メキメキメキ 京太郎(おかしい……) 京太郎(…女子とプロレス→「はっはっはホールドしちゃうぞー」「きゃー須賀君に抱きしめられてるみたいー ポッ」……とか…) 京太郎(…「えーい!」「うわっ!なんとか抜け出さなきゃ!じたばた」「きゃっ!もー!どこ触ってるのよー!」) 京太郎(…とかそういうのが無い!…なんというか締めがしっかりし過ぎててそんな余裕無い!) 怜(うーん…。これのどこが恥ずかしいことに繋がるのか…全くわからへん…)ズズズ セーラ「うりゃーぁ!」グッ 京太郎「」 怜(…んー。合法的に抱き合えるとか…タッチ出来るとか…?) セーラ「どや?降参したらどうや京太郎」 京太郎「」 怜(………ん?) 怜(…えっと…なんか…須賀君…気絶してへんか?) セーラ「おーい京太郎ー?」グググ 京太郎「」 怜「セ…セーラ!ストップ!ストップや!」 セーラ「へ?」 怜「アカン!須賀君落ちとる!どないしよ!?」アワアワ セーラ「うわわわわ!?見てなかったけど…あ…青ざめとる…!どーすりゃええねん!」 怜「………じ…人工呼吸…とか…?」 セーラ「」ピタッ 怜「じょ…冗談やて…。ウチ保健の先生呼んでくる!」タタタッ ……… …… … セーラ「ぅぅぅ…きょ…京太郎…ゴメンなぁ…」グスッ セーラ「オレ…そんなつもりじゃ…ぐすっ…頼むから起きてーな…っ」 セーラ「………………」 怜『人工呼吸とか…?』 セーラ「…せ…せやな…。責任は…ちゃんと取らな…」スッ セーラ(は…恥ずかしがっとる場合ちゃうねん…!動け…動けオレ…!)/// セーラ「…………………」 京太郎「はっ!?」 セーラ「うわおう!?」ビクッ 京太郎「あ…あれ…?俺は…?…あれ?なんでセーラ先輩に膝枕されて…?」 セーラ「きょ…きょう…た…ろ…ぐすっ…うぇぇ…ひっく…うぇぇぇぇぇ…」ポロポロ 京太郎「えぇ!?セ…セーラ先輩!?どうしたんですか!?……っ!」 京太郎(そうだ…!俺セーラ先輩に落とされたんだっけ…) セーラ「オレのせいで…京太郎が…もう…起きないんじゃないかって…ううっ…ゴメン…ゴメン…」 京太郎「…とりあえず涙拭いてください。ハンカチ貸しますから」スッ セーラ「ゴメン…京太郎…ぐすっ…ほんまに…ぐすっ」 京太郎「……………………」 京太郎「…………あー…。セーラ先輩。俺なんで気絶してたんですかね?」 セーラ「う…それは…オレが…」 京太郎「さっきまで俺は園城寺先輩と話してたんですけど…あー…よく覚えてねーや」 セーラ「きょ…うた…ろー…?」グスッ 京太郎「よいしょっと」 セーラ「あっ…ま…まだ横になっとった方が…!」 京太郎「平気ですよ。それに…」ギュッ 京太郎「立ち上がらないと…こうは出来ませんから」 セーラ「…京太郎…」 京太郎「…俺…。セーラ先輩の傍にいますから。どんなことがあっても。だからセーラ先輩も笑っててください」 京太郎「…俺…笑顔のセーラ先輩が好きですから」ニコッ セーラ「きょ…京太郎…」/// 京太郎「だから泣かないでください。ね?」 セーラ「…………うん」/// 怜「セーラ!先生連れてきた…で…」 怜「……………………」 怜(……な…なんか抱き合っとる…) 怜「……なるほど。プロレスごっこはアカンね」バタン 京太郎「ちょっと園城寺先輩!?何勝手に自己解決してるんですか!?」 fin! 【帰りが遅くなった泉を送って、空に星が瞬く夜道を、なんでもないようなことを話ながら二人で歩いていたら泉が自分の恋心に気づく展開】 泉「すっかり遅くなってしまいました…」 京太郎「あれ?二条まだ残ってたのか?」 泉「ウチはちょっと牌譜の整理を…須賀君こそ遅いですね」 京太郎「今日は雑用が少し多くてな…うわっ…真っ暗だな」 泉「まさかこんな暗くなるとは思ってなかったです」 京太郎「んー…この中二条一人帰らせるのもアレだしな…。女子の部屋まで送ってくよ二条」 泉「お…おおきに。須賀君」 ……… …… … 京太郎「いやぁ…すげえな…空」 泉「そうですね…。大阪じゃこんなに沢山は見えないですね…」 京太郎「…綺麗だな。凄く」 泉「…………」ドキッ 泉(…………?) 泉「そういえばモブ2ちゃんからメールが来たんです。須賀君がどのぐらい強くなったか気になるみたいで」 京太郎「アイツもなぁ…なんで俺につっかかって来るんだか…」ハァ 泉「あはは…」 京太郎「そーいや二条。合宿来て二条が遊んでるのあまり見たことないんだけど…どうしてるんだ?」 泉「…合宿ですからね。まぁ自分に出来ることをやってますよ。…そりゃ遊びたいですけど」 京太郎「ふーん。…んじゃ今度どっか行くか?」 泉「…え?」 京太郎「あ…あれ?嫌…だったか…?」 泉「そ…そうじゃないですけど…」 泉(…服…。どんなん持ってきたっけ…?あ…でも合宿だから…って一番のお気に入りは置いてきちゃったような…) 泉(…ってあれ?ウチはなんでお洒落のことを考えてるんでしょ?) 京太郎「良かった。どっか二条は行きたい場所あるか?…あ、どうせなら落ち着ける場所の方がいいか?」 泉「前みたいにファミレスで駄弁っててもいいですけどね」 泉(…そう考えると…話も合うし…色々気を使ってくれるし…須賀君といると落ち着く…のかもしれませんね) 泉(…なんかいつもより心音が大きく聞こえますね…。…なんででしょ?) 泉「…ウチはどこでもいいですよ」 京太郎「そうか?…んー…あ。二条ここちょっと段差だから気を付けろよ?」 泉「えっ?」ガッ 泉「きゃっ!?」 京太郎「………っと。危ないから気を付けろって」ガシッ 泉「あ…ごめんなさい」バッ 京太郎「………にしても…ホントに星が綺麗だな」 泉「…そうですね…」 泉(…須賀君…なんだか無邪気な目ですね…。男子ってこういうの好きなんでしょうか?) 泉(…須賀君の横顔…。…………)ポー 京太郎「?」 京太郎「二条?なんか顔に付いてるか?」ズイッ 泉「え?い…いやいや…。なんでもないです!」 京太郎「?まぁいいか。さっ。二条行こうぜ」ニコッ 泉「………!」ドキッ 泉(………ああ…なんだ…) 泉(さっきから心音がこんなに大きいわけ…) 泉(ウチ…須賀君のこと…) 京太郎「おーい。二条ってば?聞いてるか?」 泉「え!?」 京太郎「おう…そんな驚くなって…。…場所だよ場所。どこか候補決めといてくれな。無きゃ無いで俺が決めるし」 泉「…せやったら…落ち着くとこ」 京太郎「やっぱ落ち着くとこか…んー。どっかあったかなー」 泉「あ…あと出来れば近場で…」 京太郎「近場?そーするとホントにファミレスとかになっちまうぞ?」 泉「別にそれでもいいですよ」 泉「だって………」 京太郎「?」 泉「……なんでもないです」ニコッ 泉(…須賀君と長く一緒にいられますしねっ!) 泉「あ…でもでもでも…や…やっぱりふ…二人きりは…恥ずかしい気が…」ゴニョゴニョ /// 京太郎「?」 fin! 番外編【ロン(物理)体験会】 菫「………おい照」 照「……何?」 菫「…なんだこれは?」 麻雀部の麻雀大会! ザワザワザワ…… 照「…皆様本日はお集まりいただきありがとうございますっ」ニコッ 照「白糸台高校麻雀部主催の麻雀大会!是非とも楽しんでください!」 照「……ということ。…この前インタビューされた雑誌の企画」 菫「……なのに白糸台主催なのか?」 照「先生方が乗り気らしい…」 菫「…はぁ…。仕方ないな。人が集まってしまったことだし今更どうこうは言えない」 淡「テルー」トテトテ 照「司会進行は頼んだ。私は毎回卓に入らなきゃいけないらしいから…」 淡「はーい」 淡「じゃあみんな空いてる卓に入ってねー」 ……… …… … 京太郎「よろしくお願いします!」 照「よろしくお願いします」 菫「よろしくお願いします…」 京太郎(…ま…まさか本当に当たるなんて…。チャンピオンに…) 照「…始めるか」 菫「…おい照。これは本気でやるのか?」コソコソ 照「当たり前。全身全霊で当たらないと失礼」 菫「いや…その…まぁいいや…」 京太郎「俺が起家かぁ…」 照「…………………」ゴゥッ! 菫(…゙照魔鏡゙…本気か…。…仕方ない) ……… …… … 京太郎「ツモッ!2000オールですっ!」 照「…………………」 京太郎(おおぉ!?俺…チャンピオン相手にあがった!行けるかも!?) 京太郎「連荘ですっ!」 照「ツモ…400・600」 京太郎(あれっ?) 照「ツモ1000・2000」 照「ロン。6400」 照「ツモ。3900オール」 ……… …… … 京太郎「と…止められねぇ…」 菫(………………………) 京太郎(…………なんかこいっ!) 京太郎(……お?…好配牌…?)カチャ 京太郎(…ま…また入った…!?こ…これならっ!) 京太郎「三順目…!リーチだっ!」ビシッ! 照「…………!」 「…ロン」 京太郎「……え」 京太郎(……チャンピオンじゃなくてこっち…!?) ドシュッ! ゴッ! 京太郎「……は…?」ガタンッ! 菫「…3200」 ……… …… … 菫「…ロン。3900」ドシュッ! 京太郎「ぐっ…がぁぁぁ!」バキバキバキ 菫「…君の飛びで終わりみたいだな。…ロン。12000」ドシュシュッ! 京太郎「うわぁぁぁ!」ドーン! 照「………あ…吹っ飛んだ先でお茶被った…」 淡「うわぁ…派手に吹っ飛んだねぇ。おーい。生きてるー?金髪仲間ー」ツンツン 菫「…すまない…。手を貸すから起き上がってくれ…。すまないが大星も手伝ってくれ」スッ 淡「はーい」スッ 京太郎「すっ…すみません…。イテテ…目が開けられな…」スッ 淡「んっ…」フニ 菫「…っ!」ムニッ 京太郎(あれ?なんか手の感触じゃない…?)サワサワ ムニムニ 菫「………っ~~!」 菫「……………!」ドシュッ! 京太郎「ぎゃああぁぁ!?なんでぇぇぇ!?」ゴキゴキゴキ fin! 番外編【ロン(物理)※ただしゲス】 京太郎「麻雀をしましょう」 竜華「なんや藪から棒に」 京太郎「いや…麻雀をしましょう」 怜「それはええけど…二人余るやん」 京太郎「問題ないです。4麻したあと3麻しましょう」 船久保「なんややる気ですね須賀君」 京太郎「ええ…とても」 セーラ「せやったらサイコロふるでー」 京太郎「ちなみに罰ゲームありですから」(ゲス顔) 竜華「…は?」 京太郎「ロンされたら放銃先の人に何かされる的な」(ゲス顔) 京太郎「まぁ具体的にはくすぐりかな」 怜「あー…まぁようは須賀君に振り込まなきゃええんやな」 セーラ「一種の特訓やな」 ……… …… … 京太郎「ロン。2000」 竜華「なっ…!?」 竜華(なんやこれ…!?直前でおかしな待ちに…) 京太郎「んー。いちいち中断するとあれですし…。最後まで貯めておきましょうか。部長は一回分」 竜華「…ウ…ウチが須賀君から直撃とったら相殺に…」 京太郎「してもいいんじゃないですか?」 竜華「よしっ! ……… …… … 京太郎「ロン」 京太郎「ローン」 京太郎「それです部長!」 ……… …… … 京太郎「さて。じゃあ始めますか」ワキワキ 竜華(なんで…連続放銃…こんなん今までせえへんかったのに…) 京太郎「じゃ。始めますねー」コショコショ 竜華「あはははははは!ちょっ…くすぐっ…あはははは!」 竜華「あはははは!ひっ…ひっ…ははっ…」 京太郎「部長脇腹弱いですね」コショコショ 竜華「わ…わかっ…とるんっ…やったら…止め…ひー…ひー」 京太郎「えい」ツー 竜華「~!」←背筋なぞるあれ 竜華「な…なんや須賀く…」 京太郎「はい続きです」コショコショ 竜華「あはっ…はぁ…も…もう…やめ…はぁっ…はぁ…」 京太郎「ふっ」 竜華「ひんっ!」 京太郎「あ、耳も弱いですか?」 竜華「はぁ…はぁ…も…もう止めてーな…須賀君…」 京太郎(…さっきからオモチが…揺れてるんだよなぁ…)(ゲス顔) 京太郎「うーむ…」コショコショ 竜華「はっ…はぁっ…」 京太郎「えい」ムニッ ムニッ 竜華「んぅっ!な…な…!?」 竜華「はぁっ…あっ…んんっ!…はぁっ…」 竜華(アカン…疲れて…抵抗出来へん…んっ!) 京太郎「………………」モミモミ 竜華「あんっ…はぁ…す…須賀く…ぅんっ…あぁ…」 竜華「だっ…だめぇ…んっ…あっあっ…あっ…」 竜華「すっ…須賀君!須賀君!あっ…」 竜華「あああぁぁぁ!」 京太郎「はっ!」ガバッ 京太郎「……夢かよぉぉぉ!」 京太郎「うわぁぁぁ!寝かせてくれぇぇぇ!」 fin! 番外編if【姫様、京ちゃんと婚約】 ※今後番外編で姫様になったら設定引き継ぎ。 あらすじ いつぞやのお話し。 なんやかんやで姫様達の裸を見ちゃった京太郎。 小蒔「…せ…責任…と…とってください…!」/// 京太郎「え…えっと…!そ…そんな簡単に言う台詞じゃありませんよ神代さ…」 小蒔「違いますっ!」 京太郎「っ!?」 小蒔「違います…違いますよ…そんな簡単に言ってるわけじゃありません…。…わ…私…そんなに…軽い女の子に見えますか…?」ウルッ 京太郎「い…いえ決して!…そういうわけじゃ…ないです…」 小蒔「わ…私は…ずっと言いたかったんです…」 小蒔「初めて会ってから…確かにまだ数日ですけど…ホントに楽しかったです…ホントに…」 小蒔「わ…わ…私は…!じ…神代小蒔は…須賀…京太郎君のことを…!」 京太郎「じ…神代さん!落ち着いて!ゆ…ゆっくり考えてから…!」 小蒔「お慕いしていますっ!ずっと!」 京太郎「っ…」 小蒔「……………………」 京太郎「……………………」 京太郎「………その…」 小蒔「…っ…」ダッ 京太郎「じ…神代さんっ!?」 小蒔(…聞きたくない…聞きたくないですよ…。私は…好きなんです…須賀さんが…)ダッ 京太郎「神代さんっ!」ダッ ……… …… … 霞「……………私達はどうしましょうか?」 春「……姫様を迎える準備…」 初美「なら一応藁人形作っておくのですよー」 巴「はっちゃん?それはシャレにならない……いやでもいっか」 ……… …… … 京太郎「神代さんっ!」 小蒔「い…嫌ですっ!言わないでくださいっ!」ポロポロ 小蒔「…辛いだけなら…聞きたくないですよ…ぐすっ」グスッ 京太郎「……………神代さん」ギュッ 小蒔「…………あっ…」 京太郎「…凄く…嬉しいです…でも…」 小蒔「…………………」 京太郎「大阪と鹿児島ですよ?…いいんですか…?」 小蒔「わ…私は…いつまでも…待てます…」 京太郎「………俺は待てませんよ…」 京太郎「俺だって…神代さんが…神代小蒔さんが…好きです…」ギュゥッ 小蒔「…!」 京太郎「……だ…だから…お…俺と…!」 京太郎「付き合ってくださいっ…!」 小蒔「…………嫌ですっ」 京太郎「………え?」 小蒔「嫌ですっ」プクーッ 京太郎「えっ!?…え…えと…言い方…!?…お…俺の彼女に…」 小蒔「いーやーでーすー」プクッ 小蒔「…そ…そうじゃなくて…」/// 小蒔「わ…私を…゙一生゙…幸せに…して…ください…」/// 京太郎「!」 京太郎「…はい…!…絶対に…!」ギュッ 小蒔「…嬉しいですっ…!…きょ…京太郎さんっ!」ギュッ fin! 番外編【雅枝さんと遊園地】 雅枝「…………………」ジーッ 京太郎「ツモ!3900オール!」 雅枝「…………………」ジーッ 京太郎「それローン!8000!」 雅枝「…………………」ジーッ 京太郎「ツ…ツモ…1300・2600…」 雅枝「…………………」ジーッ 京太郎「あ…あの…監督…?俺…何かしましたか…?」 雅枝「……………須賀」 京太郎「はい…」 雅枝「部活終わった後暇やな?」 京太郎「え?」 雅枝「ちょっと部室残りぃや」 京太郎「え」 雅枝「まぁええから」 京太郎「は…はぁ…」 ……… …… … 雅枝「よし。車乗りぃや」 京太郎「あの…一体どこに…?」 雅枝「ええからええから」 京太郎(お…俺…なんか危ない賭場とか連れてかれるんじゃ…) 雅枝「…………………」 京太郎(うわぁぁぁ…運転中だと尚更間が持たない…!) 京太郎「か…監督…どこに向かってるんですか…?」 雅枝「……とっても…楽しい所や」 京太郎(な…なんかヤバい…!?) ~遊園地~ 京太郎「…え?」 雅枝「なんや?こういうところは嫌いか?」 京太郎「いえ…そうじゃなくて…予想外すぎて何がなんだか…」 雅枝「…………さよか」 京太郎(…………あれ?) 雅枝「…でも折角来たんやし…入ろうや」 京太郎「は…はい…行きましょう」 ……… …… … 雅枝「…………これ…何が楽しいんや…?」 京太郎「いや…あの…コーヒーカップは回さないとイマイチっていうか…」 雅枝「なるほどな…これか」グルン 京太郎「まぁそんな感じです」 雅枝「ほー…」グルグルグル 京太郎「ちょっ…か…監督…!?」 雅枝「あーなるほどなぁ。回っとるわー」グルグルグル 京太郎「うわぁぁぁぁ!」 ……… …… … 雅枝「…………………」 京太郎「………………」 雅枝「………あー…気持ち悪い…」 京太郎「このノリは普通俺が酔うノリなんですけどね…大丈夫ですか監督」 雅枝「……………それ」 京太郎「え?」 雅枝「ちょっと今は監督いうの止めてーや…」 京太郎「え!?…えっと…愛宕先生…とか…」 雅枝「先生も余計や…。それに愛宕って言うんもなんとなく嫌やわ」 京太郎「えっと…じゃあ…雅枝…さん…?」 雅枝「それでええわ。よしっ次行くで…」フラッ 京太郎「おっとと…まだ休みますか?」ガシッ 雅枝「おおきに…でも…次や。…行くで」 京太郎(……………ん…?) 京太郎「ゴーカート…懐かしいなー」 雅枝「…須賀」 京太郎「はい?」 雅枝「レースや!敗けへんからな!」ビュン 京太郎「早っ!?」 京太郎「くそっ…!」 雅枝「勝負事に負けたくはないんや!」 京太郎「俺だって…!」 ……… …… … 京太郎「いやぁ白熱しましたねー」 雅枝「ギリギリで抜き返したのには燃えたわ」テクテク 京太郎「って…次はお化け屋敷ですか?」 雅枝「行くで」スタスタ 京太郎「ちなみにかん…雅枝さんはお化け屋敷大丈夫なんですか?」 雅枝「……………はぁ」 雅枝「須賀。ええか?お化け屋敷のお化けはそもそも作り物や」 雅枝「それに幽霊なんて存在するわけないやろ?人魂とかもちゃんと理論的に解明出来るものばかりで…」ペラペラ 京太郎「はぁ」 雅枝「そうして出てきた地中のリンと空気中の成分が化学反応を起こして人魂のようなものに…」ペラペラ 京太郎(……………やべぇ…教師モードになってる…) お化け「う゛ぁぁぁああ゛!」バッ 雅枝「!?」ビクッ ガシッ 京太郎「うわっ!?」 京太郎「いやー…いきなりで驚きましたね…。雅枝さん?」 雅枝「…はっ!」パッ 雅枝「……こほん。…ポルターガイストなんかも霊的な現象じゃなく…」 お化け「ぎゃああああああああ!」バッ 雅枝「っ!」ギュッ 京太郎「………………」 京太郎「…あのー…?」 雅枝「な…なんや!?須賀!」ウルウル 京太郎(……結局怖いのか…) 京太郎「あのー…かん…雅枝さん?怖いなら怖いで…」 雅枝「なっ…何言うとんのや!ナメてんのか!怖ないわ!」 京太郎「そうですか…?」 ガタッ 雅枝「ひっ!」ビクッ 京太郎「…あの…今…」 雅枝「怖ない言うとるやろ!校内ランク下げるで!?」 京太郎「理不尽だ!?」 お化け「きしゃあぁぁぁぁぁぁ!」 お化け「うわおうぁぁぁ!」 雅枝「…~~~っ!」ダッ 京太郎「あっ!?雅枝さんっ!?」 ……… …… … 雅枝「はぁ…はぁ…はぁ…」 京太郎「あの雅枝さん?」 雅枝「ちゃうで!眼鏡が吹っ飛んだんや!」 京太郎「いやかけて…」 雅枝「ええな?」ゴゴゴ 京太郎「はい…」プルプル お化けs「捕まえてやるぅぅぅぅ…!オオオォォ…!」 雅枝「きゃぁぁー!」ギュゥゥゥ! 京太郎「いてててて!?ま…雅枝さん!痛い!痛いですっ!」 雅枝「……………」プルプル 京太郎「あー…その…もう大丈夫ですよ…?」 雅枝「………………」 雅枝「………い…行くで!」カタカタ 京太郎(な…涙目で言われてもなぁ…) 京太郎「……最後は観覧車ですかー。定番ですね」 雅枝「あ…アカンかった…?」 京太郎「いえいえ。むしろ最後と言えばこれですよね」 雅枝「そう。…ほな乗ろうや…須賀」 ……… …… … 京太郎「うわー…高けぇ…。雅枝さんは高いところは平気ですか?」 雅枝「か…からかうな…。…くっ…覚えとき…須賀…」 京太郎「頂上までもうすぐですね」 雅枝「せやなぁ」 京太郎「………雅枝さん」 雅枝「…なんや?」 京太郎「ずっと…ずっと聞きたかったことがあるんです」 雅枝「言うてみぃや」 京太郎「…………………」 京太郎「…どうして今日は俺の顔色伺ってるんですか?」 雅枝「…バレた…?」 京太郎「…当たり前です。…何か理由があるんですか?」 雅枝「ふぅー…。…旦那はもうおらんねん。未亡人ってやつや」 京太郎「…へ?」 雅枝「…あの人がいなくなってから…結構経ったなぁ…。娘が二人おるんやけどな…」 雅枝「二人とも元気に育って…。…あ…洋榎は育ってないか…どことは言わんけど」 雅枝「…とにかく…。女手一つでここまで…よう元気に育ってくれたわ…オカン冥利につきるんやけどな」 京太郎「………………」 雅枝「…でも…最近思ったんや…。…家計のために仕事ばかりで。オカンらしいことしてやれたんかな…って」 雅枝「せやから…須賀には悪いけど…娘達を遊園地に誘えるかどうか…ちょっと予習したんや」 雅枝「…た…楽しかったか…?」 京太郎「……それは勿論ですけど…」 雅枝「…………はぁー。…少し肩の荷がおりたわ…」 京太郎「……大丈夫ですよ雅枝さん。心配することありませんって」 雅枝「…ホンマか?これで二人が「オカン…つまらへんわーセンスないわー」とか言うたら須賀のせいやで?」 京太郎「ありえませんって。雅枝さんの娘さんですからしっかりした子なんでしょうね」 雅枝「………勿論や」 京太郎「なら大丈夫ですよ」ナデナデ 雅枝「そっか…………」 雅枝「……ってなんで撫でとんのや!」 京太郎「あっ…つい…」 雅枝「………まぁ今回は許したるわ…」 京太郎「ありがたき幸せ」 京太郎「あ。もうすぐ一周ですね」 雅枝「せやな……。…須賀」 京太郎「はい?」 雅枝「……………おおきに」 京太郎「いえいえ。雅枝さんが良かったならそれで」ニコッ 雅枝「す…須賀は調子ええ…」 ガタン! 雅枝「わっ!?」グラッ 京太郎「雅枝さん!?」ギュッ 係員「すいませーん。ちょっと揺れちゃいましたねー…お疲れ様…でし…た…」 京太郎「あ」ギュッ 雅枝「え?」←抱かれてる 係員「………もう一周…します…?」 雅枝・京太郎「「結構ですから!」」 ……… …… … 後日。 京太郎「ツモっ!4000オールです!」 雅枝「須賀!ちょっと来ぃや!今の…」 京太郎「はいなんですか雅枝さん?」 竜華「…………………」 竜華「ん?」 怜「あれ?」 京太郎「え?」 雅枝「………阿呆…」/// fin! ~【雅枝さんと遊園地】After~ 雅枝「…………」チラッ 洋榎「いやー…そこはAやろー」 絹恵「お姉ちゃんここはBやで」 洋榎「いやー…正解はAやって」 絹恵「いやいやBが………」 洋榎「………Cかー…予想外やったわ」 雅枝「………………」チラッ 洋榎「あ、オカン」 雅枝「なっ…なんや…!?」ビクッ 洋榎「何を驚いとんねん…。…晩御飯は何やー」 雅枝「よ…予定はハンバーグや」 絹恵「……………」ハンバーグ 洋榎「……………」ハンバーグ 洋榎・絹恵「……………」ジュルリ 雅枝「…………………」カサッ 雅枝(はぁー…遊園地のチケット…買ったはええけど…うぅ…言うタイミングが…)チラッ 洋榎「よぅし絹。例にならってハンバーグの話しようや」 絹恵「お姉ちゃんはハンバーグになにかける?」 洋榎「言うてオカンのハンバーグは最初からチーズとソースついとるしな…そのままやな」 絹恵「………とまぁ例によって話はおしまいやな。…あ、テレビが遊園地特集に…」 雅枝「!」ガタンッ! 洋榎「ちょ!?オカンどないした!?」 雅枝「な…なんでもないー…」 ……… …… … 雅枝「出来たでー」コト 雅枝(計算は完璧や…!ハンバーグを置くときにコッソリとチケットも置く…!)スッ 絹恵「わーい!ハンバーグやぁー!」キラキラ 洋榎「待ってましたハンバーグぅ!」キラキラ 雅枝「……………ぐすっ」グスッ 洋榎「え…!?あれ!?オカンどないした!?」 絹恵「なんや!?救急箱いる!?」 雅枝「ちゃう!…ちゃうけど…!」ヒラッ 洋榎「ん?なんやこれ…遊園地のチケット…?」 絹恵「えっ!?遊園地!?」 雅枝「と…とりあえず…いただきます」 洋榎・絹恵「「………遊園地…。…………えへへ…遊園地…遊園地かぁ…」」エヘヘ 雅枝「…………………。えぇーい!折角作ったんやからハンバーグ食えやハンバーグ!」 fin! 番外編【長年連れ添った嫁の最後を看取る夫ごっこ怜と京太郎】 怜「…う…けほっ…けほっ…」 京太郎「怜…」 怜「きょ…京ちゃん…ウチ…ウチな…」 京太郎「もういい怜…。言わなくったって…全部わかってる…。だからもう…」 怜「ううん…これだけは…これだけは言わせてーな…けほっけほっ」 京太郎「怜…!」 怜「ウチ…京ちゃんに出会えて…幸せやったよ…」 京太郎「ああ…俺もだ…怜…!」 怜「ウチの…初めて作った手料理…美味しくなかったよね…?…完食してくれて…ありがとう…」 京太郎「怜の作った料理なら…!なんだって旨かったさ…!」 怜「二人でもう一度旅行に行こうって行ったのに…約束…守れなくてごめんな…」 京太郎「行ける…まだ行けるよ…」ポロポロ 怜「ふふっ…泣いたらアカンで…。…泣き虫京ちゃん…」 京太郎「っ…その呼び方は…止めろって…言っただろ…怜…」ポロポロ 怜「…ホンマに…ありがとう…ウチ…幸せでした…」 京太郎「怜っ!」ギュッ 京太郎「向こうでも…ここでも…生まれ変わっても…俺の嫁は…怜だけだっ…!」 怜「…おおきに…ウチの…ウチだけの…旦那様…」 京太郎「怜…!」ギュッ 怜「京ちゃん…!」ギュッ 怜「…嬉しい…京ちゃんの…いつもウチを守ってくれたこの腕の中で…。…これなら安心して…眠れるわ…」 京太郎「怜っ!?」 怜「…大好きやで…京ちゃん…」 京太郎「怜っ…。…ずっと…ずっと…一緒だ…。今までも…これからも…」ギュッ 「はいカットー!熱演でしたね!須賀君!園城寺先輩!」 怜「ほ…ほんまにこれを文化祭で流すんか…?」 「当たり前です!映像大賞狙ってます!…なのに…!」 「途中のと最後の!ギュッじゃないですよ!台本読みました!?」 京太郎「キ…キスなんて…するわけないじゃないですか!ねぇ!?園城寺先輩!」 怜「…せ…せやね…。で…でも映像大賞取るために…ひ…必要やったら…その…ウチは…す…須賀君なら…その…」ゴニョゴニョ 「せやったら撮ります?完全版!」 怜「……………………」←想像中 怜「……………………」 怜「…………………」ボンッ /// 怜「……む…無理や…」/// 「なら編集でなんとかしまーす」 怜「へ…編集でも…だ…だめええぇぇぇ!」 fin! 番外編【竜華とロッカー】 京太郎「おはようございます」ガチャ 竜華「ひっ!?」ビクッ! 京太郎「あれ?部長…早いですね?」 竜華「………しゃーない…見つかったからには…。須賀君…」 京太郎「は…はい…」 竜華「ウチな。……これからドッキリすんねん」 京太郎「…………は?」 竜華「このロッカーにやな?入って待機して…人が来たらこう…バーン!って」 京太郎「な…なるほど…」 竜華「ふふふ…浩子の慌てふためく顔が目に浮かぶで…!一回やってみたかったんや…!ドッキリ!」 京太郎「はぁ…。でも…それじゃあ俺はどうしましょうか?」 竜華「須賀君もやる?」 京太郎「んー…俺は…どうしようかな…」 竜華「まぁどっちにせ内緒やでー」 京太郎「わかってますよ」 ワカッタ ワカッタ ジャ マタアトデナ 竜華「わ…わわわ!?誰か来とる…!?」ワタワタ 京太郎「うわわわ!隠れないと!?」 ……… …… … 竜華「って…!なんで同じ所に隠れてんのや!」 京太郎「すいません…慌ててしまって…つい」 竜華「…はぁ。とりあえず最初の一人は諦めて一回出ようや」 京太郎「そうですねー」 雅枝「清水谷おるー?」ガチャ 京太郎(ダメだぁぁぁぁぁ!) 竜華「か…監督…!?出れへんやん!?」 雅枝「あれ?おらんのか。さっき職員室来たんやけどなぁ…待つか」 竜華(アウトやぁぁぁぁ!?) 京太郎「出たら俺…ヤバいことに…!?」 竜華「と…とりあえず監督がどっか行くまでの辛抱やで須賀君!」 京太郎「そうですね!」 ……… …… … 京太郎「あ…暑くなって来ましたね…」 竜華「か…監督…はようどっかいってーなぁ…」 京太郎「部長は大丈夫ですか?暑くないですか…?」 竜華「大丈夫…じゃないなぁ…」 京太郎「で…ですよね…」 竜華「ん…汗が足に…」モゾモゾ 京太郎「ぶ…部長…!あんまり動かないでください!」 竜華「あ…ごめん須賀君…」 京太郎(…太股はすごく柔らかかったですけどね!) 竜華「…………………」 京太郎(み…耳元で呼吸されると…なんか…その…!) 京太郎(ううう…ちょっとこの位置は…色々と良くない…)モゾモゾ 竜華「…んっ…」ピクッ 京太郎「あ…すいません」 竜華「ん…うん…大丈夫…」 竜華(ちょ…ちょっと…冷静になったら…ア…アカンやん!) 竜華(お…男の子とこんな狭い場所に二人きりなんて…その…) 京太郎「ふぅー。監督帰りませんね…」 竜華(か…かかか…か…顔近いし…!)/// 京太郎「部長?」 竜華「な…なんでもないです…」/// 京太郎(…なんで敬語…?) 竜華「…っ!足痺れた…」 京太郎「えっ!?」 竜華「ごめっ…立ってるの…辛…」フラッ 京太郎「うわ!?部長!?」ガシッ 竜華「ちょ…ちょっと…寄っ掛からせてーな…須賀君…」ウルウル 京太郎「俺は…い…いいですけど…」 竜華「んんっ…!」ピリピリ 竜華「す…すがく…あ…あんま太股…触らんといて…痺れてまう…」 京太郎「す…すみません!さっきのでちょっと右手がその位置に行ってしまって…!どかしますから!」モゾ 竜華「んんんっ!や…やめ…し…しびれ…っ…」 京太郎「すみません!すみません!」 竜華「…んっ…」ガタッ ガタッ 雅枝「!?」 雅枝「な…なんや…!?ロッカー…?」 京太郎(ヤバいヤバいヤバい…!) 竜華「ご…ごめん須賀君…!ウチが足痺れてなけりゃ今倒れへんかったのに!」フニュ 京太郎(…部長が倒れて来たから…その…あたってる…。……………) 竜華「と…とりあえず今は動かへんようにするから…。監督来てまうし…」 京太郎「そうですね。動かないようにしましょう」キリッ 雅枝「…ポ…ポルターガイスト…?」 雅枝「…ロ…ロッカーとか…そう言う金属製のものには…熱膨張とか…磁場とか…そういう要素がかかりやすいから…その…ポルターガイストも殆ど科学的に証明できて…」ブツブツ オドオド 京太郎(こ…怖がってるだけか…助かったぁ…) 竜華「ご…ごめ…須賀君…ちょっと起きれそうにない…から…」ギュッ 京太郎「ぶ…部長!?」 竜華「あんま動かへんように…固定させてや…」ギュッ フニュ 京太郎「…すばらっ!」 竜華「な…なんや須賀君…?」 雅枝「せ…せや!職員室で待とう!それや!書き置きでもしとけばええやろ!」 雅枝「…べ…別に怖ないけどな…!」スタスタスタ 京太郎「やった!監督帰った!じゃあ開けますね!」ガチャ 竜華「あ…!待っ…今開けたら…!」グラッ 京太郎(しまった!?部長は今足痺れてるから…!?) 京太郎「危ないっ!」ガシッ ……… …… … 京太郎「いつつ…部長…大丈夫ですか?怪我は…」 竜華「ウチは大丈夫…やけど…は…早く離れな…!」ムニュ 京太郎「名残惜しい…」 京太郎(そうですね!) 竜華「な…何言うとんのや!退くで!」/// 竜華「…んしょ…はうっ!」シビビ 京太郎「部長!?」 竜華「ごめ…須賀君…痺れてたてへん…もう少しこのまま…」フニュ 京太郎「………………すばら…」パアァァ 竜華「うわっ!?なんか昇天しとる!?須賀君ー!?須賀君!?」 fin! 番外編if【姫様と婚約したことを千里山の皆に発表】 京太郎「ただいま戻りましたー」 セーラ「おー。京太郎遅かったなー。なんかあったん?」 京太郎「え…ええ…まぁ…その…」 セーラ「?」 京太郎「と…とりあえず…あ…集まって貰えますか…?」 セーラ「ん。了解や」 ……… …… … 竜華「で?なんの用や須賀君?」 怜「ウチの睡眠時間を削ったこと…後悔するんやな…!ごごご…!」 京太郎「あー…すいません園城寺先輩…今そんな軽口返す余裕ないっす…」 怜「あ…そーなん…」 船久保「で。なんでウチらは集められたんです?」 京太郎「あー…えっと…入っていいですよ」 小蒔「し…失礼します…」 泉「?神代さん?どないしたんですか?」 京太郎「あー…えっと…先輩達にご報告がありまして…」 京太郎「あー…えーと…そのー…」 小蒔「京太郎さん…無理に言わなくても…色々落ち着いてからでいいんじゃ…」 京太郎「いや。言います。先輩達にはお世話になってるし…」 竜華「はっはーん…彼女が出来ましたー…ってドッキリやな?読めたで」 船久保「全く…簡単すぎや須賀君。こんなんすぐバレるって…」 京太郎「ち…違いますよ!」 京太郎「その…俺…!」 怜「あーあーあー。聞こえへんでー。泉ー。歌でも歌ってーやー」 怜(ホンマに彼女が出来ました!…なーんてそんな話聞きとうないって…) 泉(…恋人が出来た報告なんてされても…どんな対応すれば……) 京太郎「………俺!」 京太郎「神代小蒔さんと婚約しました!」 怜「せやからそんな報告…!………………ん?」 泉「…………………………あれ?」 竜華「……………………ドッキリの看板はどこや?」キョロキョロ セーラ「…ひ…浩子ぉ…」アワアワアワ 船久保「夢ですよ夢。うん夢」 京太郎「いや…だから…俺は…神代小蒔さんと…!」 竜華「ああああーー!聞こえへーん!」 小蒔「……………………」ダンッ! 怜「!?」 小蒔「い…いい加減にしてください!…京太郎さんは…京太郎さんは…普段お世話になっている先輩方だからこそ…一番に話すんだって…」 小蒔「皆様を信頼して…!…どれだけ勇気が必要だったと思いますか!どれだけ迷ったと思いますか!?」 小蒔「それなのにこんな…!京太郎の決意を無駄にするような…!」ジワッ 京太郎「じ…神代さん!?お…落ち着いてください!」 小蒔「だって…京太郎さんは…頑張って…決意を…」ジワッ 竜華(……アカン…) 怜(…神代さんの回りに後光が…) セーラ(なんちゅーか…自分らがきたない人間に思えてくるわ…) 船久保(人間性から勝てませんわ…) 泉(……優しい人…ですね…神代さん…) ……… …… … 小蒔「お…お恥ずかしいところを…申し訳ありません…。もう落ち着きましたので…」 セーラ「……………おめでとう京太郎」 京太郎「え?あ…はい」 セーラ「ちょっと驚いてパニックやわ…皆ー風呂行かへんー?」 竜華「…………うん…」 怜「……………………」 泉「………ついていきます…」 船久保「落ち着く…ためにも…いいですね…」 小蒔(…………………………) 小蒔(…ごめんなさい。…あなたたちが傷つく結果かもしれませんけど…。…私は誰よりも…京太郎さんのことが…好きなんです…!) ……… …… … 京太郎「行っちゃいましたね…」 小蒔「………そうですね…」 小蒔「…京太郎さんは行っちゃダメですよ。…今、…聞かれたくないでしょうから…」 京太郎「……………そうですね」 小蒔「……良かったです」ギュッ 京太郎「神代…さん…?」 小蒔「ここで「心配なので行ってきます」とか言うようだったら将来が不安でしたから…。…まぁそんな優しいところも京太郎さんらしさですけど…」 京太郎「……不安になんてさせませんよ」ギュッ 小蒔「………約束。ですからね?」 京太郎「はい。約束です。一生…幸せにしますから」ニコッ fin! 番外編if【姫様と京ちゃんで遠距離恋愛するかどっちかに移住するか相談】 京太郎「あのー…神代さん」 小蒔「……………………」 京太郎「…神代さん?」 小蒔「…はい。なんですか?」 京太郎(今の間は一体…?) 京太郎「えっと…俺達…今後どうします?」 小蒔「どう…って…?」 京太郎「遠距離…恋愛…するか、です」 小蒔「私は…基本的には鹿児島にいないと…」 京太郎「あー…じゃあ俺が…」 小蒔「ダメですよ。京太郎さん」 京太郎「え…」 小蒔「お気持ちは嬉しいですけど…こっちに来るのはダメです。ちゃんとご家族に心配をかけないようになったら…にしてください」 京太郎「……そうですね」 小蒔「…わ…私は…いくらでも…待てます…」 京太郎「……俺…は…。…会いに行っちゃうかもしれません」 小蒔「……………………」 小蒔(…そ…それは…勿論私だって会いたいです…けど…) 京太郎「…いや…。神代さんが我慢するんだ…俺が我慢出来なくてどうする!」 京太郎「あ…でも電話とメールぐらいは…」 小蒔「!はいっ!待ってます!」 小蒔「巴ちゃんに携帯電話借りなきゃ…」 京太郎「ストーーーップ!!」 小蒔「へ?」 京太郎「そうだった…神代さんは携帯持ってないんだった…」 小蒔「巴ちゃんに借りれますよ?」 京太郎「いやダメですよ。俺が電話かけると毎回巴さんに繋がるじゃないですか」 小蒔「……………あっ」 京太郎「んー…。携帯持てないんですか?」 小蒔「今まで必要がなかったので…」 京太郎「…じゃあ俺のメールアドレスと電話番号渡しておきますね…。もし携帯買ったら連絡ください」 小蒔「は…はいっ!」 京太郎「さ。じゃあこの話しはおしまいにしましょう。今は一緒にいるんですから…今を楽しみましょう」 小蒔「あっ!じゃあ私クレープ食べに行きたいですっ!」 京太郎「じゃあ行きましょうか神代さん」 小蒔「…………はい京太郎さん」 京太郎(……また…間が…) 小蒔(……………もう…) 小蒔(…は…早く…小蒔って呼んで欲しいです…)/// 京太郎「あれ?どうしました神代さん?」 小蒔「なんでもありませんー」プクーッ 京太郎「?」 fin! 番外編【泉と二人羽織】 京太郎「というわけで部活動対抗二人羽織大会があるらしい」 泉「……いや…なんですかこれ?」 京太郎「そう言われてもな…」 京太郎「とりあえずどうしようか?試しに二条が前でやってみるか?」 泉「まぁ物は試しですしね」 京太郎「んじゃちょっと失礼」 泉「試しに目の前のお水でも飲みましょう」 京太郎「えっと…これか?」 泉「そうですね。じゃあそのまま…」 京太郎(…んー…見えないのがこんなに不便だと思わなかった…) 京太郎「この辺か?」 泉「ひゃっ!?」ビクッ 京太郎「ど…どうした二条!?」バサッ 泉「そこやないですよ…あーあ…制服びしょびしょ…」 京太郎「わ…悪い…」 泉「とりあえず体操着に着替えてきます…。次は須賀君が前でいいですね」 ……… …… … 泉「…今日体操着持っててよかった…」 泉「げ。…ブラまでびしょ濡れ…。…しゃーないから取るしかないですね…」 泉(…まぁ後ろですしもう濡れることもないですし…。大丈夫ですよね) 泉「お待たせしました」 京太郎「そーいや二条の体操着姿なんて見たことなかったな。…なんか新鮮」 泉「はいはい。須賀君前で再開しますよ」 京太郎「んじゃあまた水でいいな」 泉「行きますよー」 泉(あれ…?ない?) 京太郎「すまん。ちょっと遠かったな。もうちょい前に」 泉「んくく…」ピトッ 泉(…ん…。…須賀君の背中…広い…しかも暖かい…) 京太郎「……ん?あれ?二条…?」 京太郎(この感触…?) 泉(…ぽかぽかして気持ちいい…ずっとこうしていられそうな…) 京太郎「二条ー?」 泉(…………安心する)キュッ 京太郎(…こ…この感触……や…やっぱりオモチ…!大きくないのがネックだけど…オモチはオモチ…!) 京太郎(…だがこのままじゃ二条も可哀想だな…。それにこうなるならやっぱり大きいオモチが…) 京太郎「二条!その…む…胸が…当たって…」 泉「はひゃっ!?す…すみません!」ワタワタ ゴトッ 京太郎「うわっ!?」 泉(…な…なんかコップ倒した感じ…!?) 京太郎「あちゃー。ズボンが濡れた…」 京太郎(しかも…なんか漏らしたみたいになってるよ…うわぁ…) 泉「す…すみません!すみません須賀君!」アセアセ 京太郎「いやまぁ別に…」 泉「ウ…ウチが拭きますから!」アワアワ 京太郎「に…二条!?何言って…!?」 泉「あわわわわ!?」/// 泉「違うんです!違うんです!」/// 京太郎「わかってるから!落ち着け二条!」 泉「うわぁぁぁぁ…閉じ籠りますぅぅ…」←羽織りにくるまる 京太郎(………なんか行動が可愛い) fin! 【二人羽織りリトライ】 二条「冬ですし…二人羽織りにリトライしましょう」 京太郎「半纏なんてどっから…」 泉「気にしたら負けです!行きますよ須賀君!」 京太郎「はいはい…。どこにあるんだ?」 泉「んー。まずは目の前のお餅でいいですよ」 京太郎「…え…?オモチ…!?」 京太郎「い…いいのかよ二条!?」 泉「元々食べる予定でしたし。がっちり掴んじゃてください」 京太郎「食べる予定!?自分で!?」 泉「え?別にええやろ?」 京太郎「良くないだろ!?というかどうやるんだよ!?」 泉「まぁまぁええからはようしてください。冷めるから」 京太郎「冷める!?熱が!?」 泉「そうですよ。せやからはようしてください」 京太郎「そ…そうか…本気なんだな二条…。…だったら俺も…男の見せどころだ…!行くぞ!」 京太郎「ここだっ!」モミモミ 泉「わひゃぁっ!?」 京太郎「うおりゃぁ!」サワサワ フニュフニュ 泉「~~~~~~~~!?」←声にならない 京太郎「まだまだぁ!」フニフニ 泉「きゃああああああああ!」ゴッ!ゴスッ! 京太郎「へぶっ!?」←背面頭突きから右アッパーのコンボ 京太郎「」 泉「うぅぅぅぅぅ…!」/// 泉「須賀君のアホ!スケベ!変態!え…えっち!」/// 京太郎「」 fin! 番外編【怜の体拭き】 京太郎(始まりは一通のメールだった…) from 園城寺先輩 本文 風邪引いてもうた 看病してくれへんかな…? 京太郎(なぜ俺が?部長じゃなくて?って思ったけど折角のご指名なので園城寺先輩の家へ) 京太郎(インターホンを押し…出てきたのは寝巻き姿の園城寺先輩だった) 怜「りゅーか…おおきに………ってあれ?」 京太郎「どうも」 怜「…熱のせいで竜華が須賀君に見える…」フラフラ 京太郎「間違ってないですよ先輩」 怜「………と…とりあえず上がってーな…」 京太郎(その後園城寺先輩は、なんでや?としきりに呟いたり、携帯を見ては頭に疑問符を浮かべていた) 怜「……竜華に送ったハズ…あれ?須賀君に送っとる…」 京太郎「先輩?俺は何をすれば良いですか?」 怜「ほな一日執事でも…ごほっごほっ」 怜「…あー…やっぱええわ…須賀君に風邪移したら悪いし…」 京太郎「大丈夫です!」 怜「そ…そう…?」 京太郎(ただ、園城寺先輩は俺が着く直前にお粥を食べたばかりで正直俺のやることは無かった) 怜「…………と…とりあえず…ウチは…病人らしく寝るわ…」 京太郎「わかりました」 怜「……寝てる間に変なことせん…ごほっごほっ!」 京太郎「あー…。早く寝てください。そんで早く風邪治してみんなで麻雀打ちましょう!」 怜「はーい…お休み…」 京太郎(園城寺先輩が寝息をたててゆっくりと眠っている間、俺はと言うと…特にすることもないので規則的に動く園城寺先輩の顔をゆっくり見てたり…あとたまに冷えピタを変えたり…) 京太郎(…………さて。問題はここからだ…) 京太郎(すーすーと寝息をたてていた園城寺先輩が少し苦しそうにしているのに気がついた) 京太郎(高熱でうなされているのだろうか?…とりあえず顔の汗を拭いてみる) 京太郎(…すると園城寺先輩は目を覚ました) 怜「……………ぅ」 京太郎「あ、起こしちゃいました?」 怜「……ちゃう…なんか寝苦しくて…うわ…汗びっちょりや…」 怜「うー…お風呂入りたい…」 京太郎「ダメですからね?」 怜「うー…でも気持ち悪い…」ムズムズ 京太郎「じゃあ体拭きますよ。流石にお風呂には入れませんから」 京太郎(俺は特に何も考えず、善意でそう言った。…それを聞いた園城寺先輩は真っ赤になってしまった。…なんでだ?) 怜「え…えと…えと…!?」カァァ 怜(ど…どないしよ!?アカンやろ!普通アカンやろ!?…………あ。でも…背中届かへんわ…) 怜「じゃ…じゃあ…お願い…します…」/// 怜「……は…恥ずかしいから…あまり見んといて…」/// 京太郎(さて。今現在俺の目の前には寝巻きを上を脱いだ園城寺先輩。…白い背中が凄く綺麗だ…) 京太郎「そ…それじゃ始めますよ…?」ソッ 怜「んっ」ピクッ 怜(…せ…背中やから…なんか…いきなり触られるとビクッでなるわ…) 京太郎「先輩…肌すべすべですね…」 怜「い…言わんでええて…」/// 京太郎「じゃあ拭いていきますね」ススス 怜「!?」ゾクゾクッ 京太郎「す…すいません!俺今何かしました!?」 怜「んーん…ただ背筋ゾクッてなっただけや…」 京太郎「き…気を付けます…」 ……… …… … 京太郎「大体背中は終わりましたよ」 怜「あ…ありがとうございました…」/// 京太郎「あとはどうします?」 怜「あとは自分で…」ブルブル 怜「さ…寒い…」バッ 京太郎「あっ!?先輩…寒いからって布団に入ったら…!」 怜「…………汗かいた…」 京太郎「あー…」 怜「わかった…!発想の転換…。須賀君ちょっと隣に横になってや」 京太郎「はい?」 怜「で…ウチは布団を被って…完成や。どや?」 京太郎「まぁこれなら寒くないですしいいんじゃないですか?」 京太郎(…添い寝してるみたい…とか…一つの布団で一緒に寝てるみたい…とは言わないでおこう…) 怜(…冷静になったら…なんか凄い状況やな…) 怜(す…須賀君が同じ布団の上におるし…か…体拭かれとるし…)/// 怜(…風邪引いとるけど…この時間がもっと続けば…)/// 怜ママ「ただいまー」 怜(…!?アカン!) 怜「ちょ…!須賀君隠れて!」 京太郎「えっ!?でもどこに!?」 怜「ここでええから!じっとしとって!」バサッ 怜ママ「怜ー?大丈夫ー?」ガチャ 怜「ん…んー…大丈夫…」 京太郎(………お…園城寺先輩!?マズイですって!なんで掛け布団の中に入れるんですか!) 怜ママ「あっ…せやせや。アイス冷蔵庫入れとくさかい、好きな時に食べーや」 怜「う…うん…」 京太郎(…というか園城寺先輩…上は何も着てないんじゃ…!?…て…てことは…) 怜ママ「………怜…アンタいつの間にそんな大きくなったんや…?」 怜「せ…成長期…とか…」 怜(流石に須賀君が中にいますとは言えへん…) 京太郎(…ま…マズイって!?ここにいたら…その…オモチ…が丸見え…じゃ…)カァァ 京太郎(いや願ってもないことだけど!すばらだけど!流石にマズイって!)モゾモゾ 怜「んっ!」ピクッ 怜ママ「…どないしたん?」 怜「…さ…寒くて…震えた…とか…」/// 怜「と…とりあえず移ったらアカンからリビングでゆっくりしとって!」 怜ママ「はーい」ガチャ 怜「…ふ…ふぅー…脅威は去った…」 京太郎「……………………」 怜「もうええで須賀君」バサー 怜「ってなんでそんな目を瞑って…」 怜「………ってウチはだ……!?」/// 京太郎「な…何も…見てません!見てませんから!」/// 怜「~~~!?」/// ……… …… … 怜「…………………」プクーッ 京太郎「…すみません…」 怜「……………まぁ…悪いのウチやし…」 京太郎「………掛け布団のなかで思ったんですけど」 怜「?」 京太郎「園城寺先輩…肌柔らかいですね。…ちょっとぷにぷにしていいですか。二の腕とか」 怜「え」 京太郎「冗談です」 怜「………そういや…前に「長年連れ添った妻が亡くなるのを看取る寸劇」やったなぁ」 京太郎「あー…そうですね」 怜「なんか今と似とらへん?」 京太郎「縁起でもない…」 怜「…看病してくれてありがとう…」 京太郎「…怜が辛い思いしてるんだ…そばにいるよ」 怜「…大好きやで」 京太郎「…俺もだ…怜」 怜「……………………」 京太郎「………………………」 怜・京太郎(…ノリでやってみたけど…恥ずかしい…!)/// 怜ママ「怜ー。そういや昨日の…」ガチャ 怜「あ」 京太郎「え?」 怜ママ「」 怜ママ(……男子。…見つめあってる…。…風邪…看病…) 怜ママ(……………………) 怜ママ「………………」ニコッ 怜ママ「お邪魔しました…ごゆっくり。…赤飯赤飯…」ソソソ 怜「ちゃ…ちゃう!何勘違いしとんねん!」/// fin! ちなみにその日の夕飯を京太郎はご馳走になりましたとさ。 【怜の体拭き】【布団に潜った所からエロ展開になるif】 怜「……ふぅー…脅威は去ったわ…須賀君?もう大丈夫やで」 京太郎「………………園城寺先輩」ギュッ 怜「えっ!?ちょっ…何!?」 京太郎「…俺…もう我慢出来ませんよ」 怜「え…な…何が…んむっ…ん…ちゅ…」 怜「…ぷはっ…い…いきなり…な…何を…!?」/// 京太郎「園城寺先輩……いや…怜…」 怜「す…すがく…?」 京太郎「…ちょっとでも俺のことが好きなら…このままじっとしててください」 怜「す…好きって…そ…そんな…」/// 京太郎「んっ…ちゅっ」 怜「…ん…む…ちゅ…はっ…ちゅ…んんっ…」/// 怜「ぷはっ…はぁ…はぁ…はぁ…。…ファ…ファーストキス…なんやで…?」/// 京太郎「俺だってそうですよ」 怜「…ぅ…」/// 京太郎「……怜。…大好きだ…」チュッ 怜「ん………。…ウ…ウチも…須賀君のことが…」/// 京太郎「怜……いいか…?」 怜「須賀く……ううん…京ちゃん……きて…」/// 京太郎「………怜…凄く綺麗だ…」 怜「あ…あんま…見んといて…は…恥ずかしい…から…」/// 京太郎「……いくぞ…?」 怜「いいよ…ウチの全部…京ちゃんに…あげる…からっ…」/// 京太郎「……!怜っ!」 和「そ…そういうエッチなのは…い…いけないと…思います!」/// 和「き…きんぐ…くりむぞん…です…!」 怜「はぁー…はぁー…はぁー…」 京太郎「と…怜…」ギュッ 怜「…ウチ…今………すっごく…幸せや…」ギュッ 京太郎「………俺も…」スッ ちゅっ fin!
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京太郎「なんとか見逃してもらえたのはいいけど……」 京太郎「あの外人さんモノにできなかったのは残念だったなぁ、スタイル抜群だったのによ」 京太郎「はぁ、長野に帰るか」 京太郎「……いや、せっかく東京にきたんだしこのまま帰るのも何だな」 京太郎「何か思い出作りでもして帰ろう」 京太郎「人助けでもしてみるか」 京太郎「なんせこんだけデカイ所なんだ、困ってる人は一人二人ぐらいいるだろ」 京太郎「んーと」キョロキョロ 京太郎「おっ、何かあの人とか困ってそうだな」 京太郎「あの背を丸めて歩いてるバカそうな子とか困ってそうだな」 京太郎「よし」ダッ 淡「うう、お腹すいたー」グゥゥ 淡「こんなことならテルーのお菓子ちょっと貰って帰れば良かったよ……」 京太郎「もし、そこのお嬢さん」ポンポン 淡「……?」 京太郎「何かお困りのようですね。俺でよければ力になってあげますよ?」 淡「誰?」 京太郎「俺?俺は須賀京太郎っていうんだ」 淡「……ふーん、スガキョータローね」 淡「で、何か用事スガキョータロー?私いまお腹空いてすっごくイライラしてるんだけど」 京太郎(なるほど腹が減ってるのか) 京太郎(じゃあここは……) 京太郎「うぉらァ!!」ドッ 淡「ぎゃっ!」 ドサッ 淡「げぇぇっ……おえええええ!!」ビチャビチャ 淡(え……っ?え?え?) 淡「あっあっ……!うあああああ!」 淡「痛い痛い!痛いよおおおお!!」ゴロゴロ 京太郎「腹減ってるんだったら、中途半端に胃に物があるのはよくないからな」 京太郎「とりあえず全部出しちまおうか」グイッ 淡「ひいっ……!」 京太郎「そォい!!」ゴッ 淡「あがっ!」 淡「ごほっげほげほげほ!!おえっ…おえぇぇぇっ!」ビチャビチャビチャ 京太郎「まだ出るだろ、ホラホラホラ」バキッバキッ 淡「―――!!!――――っぁっ!!」 淡「―――」コヒューコヒュー 京太郎「これで全部出切ったな」 京太郎「ああ、礼はいらないぞ?人として当然のことをしたまでだ」 淡「―――」ゴホッ 京太郎「さて、と次は誰を助けようかな」 京太郎「何てったって東京だ、まだまだ救いを求めてる人はたくさんいるはず……」 京太郎「……言ったそばから何か困ってそうな奴が」 淡「えぐっ……痛いよ……痛いよぉ……」ポロポロ 淡「お母さんお父さんテルー……!助けてよぉ……」 京太郎「お嬢さん何かお困りのようですね、どうかしましたか?」 淡「スミレ先輩……尭深ぃ…亦野せんぱい……」 京太郎(困ったな、聞こえてないみたいだぞ) 京太郎(ゲロまみれで辛そうだな……こういう時は) 京太郎「ほら、立てるか?」グイ 淡「………」 京太郎「近くのラブなホテルまで連れてってやるからな。それまで我慢しろよ」 淡「げほっ、げほっ!」 京太郎(うわっ、服にゲロが……!きったね!)ベトッ 京太郎(……いやダメだダメだ汚いなんて思っちゃ。これも人助けなんだ) 京太郎「もうちょっとで着くからな、それまでの辛抱だぞ) ――――――― ―――――― 淡「ううっ…痛い……」ズキズキ 京太郎「まずは風呂に入ってそのゲロまみれの身体を綺麗にしないとな」 京太郎「一人で入れないだろうから俺が中から外から身体を洗ってやるよ」 淡「………やだ」 京太郎「わがまま言うんじゃない。そんなベタベタな身体だと気持ち悪いだろ」 淡「やだっ!」ガブッ 京太郎「いって!噛んだなお前!」 京太郎「いいから来い!」バッ 淡「やだ!はーなーせ!!」バタバタ 淡「この犯罪者!バカアホマヌケ!!」 カポーン 京太郎「髪の毛にもゲロついてたからな、しっかり洗おうなー」ワシャワシャ 淡「………」 京太郎「腹は大丈夫か?痛かっただろ」 淡「……うるさい」 京太郎「無駄口叩けるぐらいには元気になったんだな」 京太郎「とりあえず外はこんぐらいでいいか」 京太郎「じゃあ次は中だな」 淡「っ!……な、中ってなに?」 京太郎「そりゃ決まってるだろ」 京太郎「膣内と腸内の洗浄だろ?」 淡「……」 京太郎「ほら、股開いて」 淡「……へ」 京太郎「へ?」 淡「変態だーっ!変態がいるよーっ!!」 淡「触るなこの変態!ど変態!!」ジタバタ 京太郎「いてっ!コラ、暴れんなって!」 淡「誰かぁーーー!助けて、犯される!」 京太郎「大人しくしてろって!」グイッ 淡「ひゃあっ!」 京太郎「おっ」 淡「うう、ごめんなさいテルー……私もうお嫁に行けないよ」 京太郎「お前……」 京太郎「何でこんな真っ黒なんだよ……」 淡「分かんないよ!毎日……その……色々してたらこんなんなっちゃったし」 京太郎「……」クンクン 淡「ちょ、ちょっと何で嗅いでるの!?」 京太郎「おえええっ」オェッオエッ 京太郎(おいおい何だよこの臭い…………こんな臭いのかよ)ウェッ 京太郎(こんなんに指ツッコんだら俺の指まで臭くなっちまうよ) 京太郎(可愛い顔してて真っ黒とか詐欺じゃねーかよ、ったく) 京太郎「……帰る」パッ 淡「へっ?」 京太郎「やる気失せた……帰る……」 京太郎「じゃあな」 バタン 淡「………」 淡「え?」ポツーン 京太郎「人助けをしたつもりがとんだ災難だったぜ」 京太郎「逆に金払ってほしいレベルだよあんなん」 京太郎「はぁ……ここに来てからいいことねぇな」 京太郎「そろそろ夕暮れだし、東京に居られるのもあとちょっとだし……」 京太郎「さっきのは忘れて最後に何かいい思い出を作って帰ろう」 照「……」 照「……?」? 照「???」?? 京太郎(あの人、さっきからずっと案内板の前で突っ立てるな) 京太郎(それにしてもあの角どっかで見たような……) 京太郎「あっ、そうだ咲!……って咲がこんな所にいるわけないか」 京太郎「でも目つき以外はどことなく咲に似てるし……ちょっと声かけてみるか」 京太郎「すみません」ポンッ 照「?」 京太郎「先ほどからずっと案内板の前に立っていますが、何かお困りですか?」 照「……」コク 照「道に迷った。どうやって家に帰ればいいか分からなくなった」 京太郎「なら、一緒に探しますよ。どうせ暇してたし」 照「……いいんですか?」 京太郎「はい」 照「なら……お願いします」 京太郎「……」テクテク 照「……」トテトテ 京太郎(探すっていったのはいいものの…) 照「……」 京太郎(全然会話が無いな……ちょっと気まずい) 照「宮永照」 京太郎「え?」 照「私の名前」 京太郎「あ、ああ……宮永照さんですね、いい名前で」 京太郎「え?宮永照?」 照「うん」 京太郎(宮永照って言ったら……まさかあの女子のインターハイチャンピオンじゃねーか) 京太郎(そんな人が俺の隣を歩いてるなんて……) 京太郎(おいおいこれは何かのチャンスなんじゃないか!?) 京太郎(インハイチャンプの身体、味わしてもらうぜ!)ガバッ 照「っ!」ドサッ 京太郎「大人しくしててください」 照「これは……なんのつもり?」 京太郎「せっかくこうして出会えたのも何かの縁」 京太郎「せめて思い出作りでもして帰ろうかと思いまして」 照「……」ギュルルルル 京太郎「おっと」パシッ 照「…!?」 京太郎「弘世さんでも無理だったんだから、こんな細腕で俺を倒せるわけないでしょ」 照「菫…?菫が学校に来なくなった理由を何か知ってるのか?」 京太郎「さぁ?」ビリッビリッ 照「………」 京太郎「抵抗しないんですか?」 照「別に……好きにすればいい」 京太郎「騒がないでいてくれるのは嬉しいですね」 京太郎「弘世さんは騒ぐは壊れるわで大変でしたよ」 照「……!やっぱり菫のこと何か知って」 京太郎「それじゃ、遠慮なく」ズブッ 照「ぐっ………あっ!」 京太郎「なんだ、凄い余裕かましてたからてっきり慣れてると思ってたんですけど」 京太郎「まさかインハイチャンプが処女だなんて思ってもみませんでしたよ」パンパン 照「………」 京太郎「痛いですか?痛いですよね、そりゃ」パンパンパン 照「……」フルフル 京太郎(意地でも声を出せない気だな……なら) 京太郎「ほらほら」グリグリ 照「ぅぐっ!」 京太郎「やっぱり痛いんでしょ?涙目になってますよ」 照(だ、ダメだ……声を出したら喜ばせるだけだ……) 京太郎「貧相な身体のわりに名器ですね……」ブルッ 京太郎「当然中に出しますけどいいですね?」 照「………!」ブンブン 京太郎「ああ、もうダメだ!出る!」 照「や、やめろっ!」 京太郎「うおおっ」ドビュルルル 照「ううっ……!はな、せ!」グイッ 京太郎「弘世さんも大概良かったけど、照さんも癖になりそうだなこりゃ……!」 照「あぁぁ………」 ―――――――― ――――――― 京太郎「ふぅ、ごちそうさまでした」 照「………」 京太郎「最後の最後に良い体験させてもらいましたよ」 京太郎「おっと、そろそろ時間だな」 京太郎「じゃあ俺はこの辺で」 照「……」 京太郎「いやー、いい思い出ができてよかったよかった」 京太郎「これで明日からも頑張れそうだぜ」 京太郎「ありがとう東京。もう来ることもないだろうけど、ここでの経験は忘れないぜ」 ?「………」 警察A「ちょっといいかな」ガシッ 京太郎「え?」 警察B「須賀京太郎、で間違いないな?」 京太郎「そうですけど……」 警察C「ちょっと同行願おうか」 京太郎「え……ど、どうしてですか!?」 警察D「心当たりが無いわけじゃないだろう」 警察C「君は大阪の方でも指名手配されてるんだぞ?」 京太郎「あっ……」 警察A「冷たい牢屋の中で自分のやったことを反省するんだ」 京太郎「い……嫌だ!!」ダッ 警察C「待て!!」 警察D「逃げるな!手錠しろ手錠!!」 京太郎「やめろ!!離せ、俺が何をしたって言うんだああああああ!!」 ―――――――― ――――― 咲「………」スーハー 咲「よしっ!!決めた!」 咲「私、京ちゃんの告白……受けるんだ!」 咲「まだ京ちゃんの事あんまりよく分からないところあるけど……」 咲「付き合っていく内に理解していけばいいよね!」 界「咲ー!学校遅れるぞー!」 咲「はーい!今いくー!」 咲(京ちゃんに会うの楽しみだな……えへへ) 咲(いきなり飛びついてビックリさせてみようかな) TV『昨夜、連続強姦魔が東京の○○駅で逮捕されました。年齢は15の男子高校生で、警察は……』 カン
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全国大会も終わり、季節も少しずつ変わり始めた頃。 引退した竹井久の後を染谷まこが引き継ぎ、新しくスタートを切った清澄高校麻雀部。 やる気も十分で順調な滑り出しを迎えるはずが、一つ問題があった。 優希「……犬のヤツ、最近付き合いが悪いじぇ」 咲「この前の連休中にも来なかったね」 まこ「そうじゃのう、新入生が入ってくる前に鍛えときたいんじゃが」 咲「……でも、その割に腕自体は上達しているんだよね」 和「雀荘にでも通っているのでしょうか」 まこ「こりゃ、今度問い詰めてやる必要があるの」 ――翌日。 咲「京ちゃん、一緒に部室いこう?」 京太郎「悪い、今日も用事あるんだ」 咲「京ちゃんも清澄麻雀部の一員なんだよ? そんなので大丈夫なの?」 京太郎「……まさか、お前から心配される日が来るとは」 咲「もう、茶化さないでよ」 京太郎「悪い悪い、でも問題ないぜ」 京太郎「毎晩、彼女に教えて貰ってるからな」 咲「……え?」 京太郎「パソコン越しだけど、付きっきりで教えてくれるんだ」 咲「……は?」 咲「……は?」 ほら、この人なんだけど、と懐から携帯を取り出して咲に見せる京太郎。 手慣れた操作で呼び出された画面には、京太郎と仲良くツーショットを決める長身の女性が写っていた。 長い黒髪と赤い瞳、そして黒い帽子がよく似合っている。 一見すると怖い印象を抱かせる格好だが、京太郎の腕に抱きついて無邪気な笑顔を浮かべる様子は、 ギャップという形で彼女の可愛らしさを引き立てていた。 咲「えっと、たしか宮守の大将の……」 京太郎「そそ。あの大会の後で知り合ってさ、色々あって付き合うことになったんだ」 咲「色々って……」 京太郎「大学は推薦でもう決まってるらしくて……って言ってなかったっけ?」 咲「初耳だけど……」 京太郎「この前の連休には家にお邪魔してきてさ。岩手も中々良いところだったぜ。土産買うのは忘れちゃったけど」 咲「えええ……」 京太郎「今度は向こうからこっちに来てくれるって。だから今色々準備してるんだ」 咲「聞いて無いよ……」 京太郎「悪い悪い。でも豊音さんと宮守の人たちがチャットやメールで色々教えてくれるから、勉強は出来てるんだ」 咲「そんなのって……」 京太郎「それにさ……ああ見えて結構可愛いところあるんだ、豊音さん」 咲「……」 京太郎「おっと、噂をすれば電話だ……じゃ、そういうことで! みんなにはよろしくいっといてくれ!」 咲「……」 咲「……」 咲「……気がついたら、幼なじみが寝取られてました」 咲「……みんなには、なんて言おう……?」 その後、宮守と清澄の間で一悶着が起きるのだが、それはまた別のお話である。 カンッ
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華菜「うーむ……けっこーめんどくさそーだし。でも、こーでもしないと今のあいつには何一つ伝わらないというか……」(ペラペラ 未春「華菜ちゃん、なに読んでるのー……チョコレートの作り方?そういえば来週はバレンタインデーか。華菜ちゃんは須賀君にチョコあげるの?」 華菜「ななな、なんで私があんな奴にチョコくれてやらなきゃいけないの?こ、こここれは緋菜たちにお願いされたお菓子のレシピ探してるだけだし」 未春「あ、そーなんだ、大変だねーお姉ちゃんって」(ニヨニヨ 華菜「う、うむ。まあ、可愛い子ほど手がかかるって言うし……」 未春「へー。私はバレンタインどうしようかなー……恨み辛みを込めた胡椒風味のチョコでもあげちゃおっかな」 華菜「胡椒風味のチョコ、普通にあるし」 未春「え、ホント!?」 華菜「ホラ、ここ。他にも生姜とかいろいろ」 未春「うわー、ホントだー。うーん、それじゃ麻雀でボコボコにされた復讐にならないし……」 華菜「みはるん……華菜ちゃん、バレンタインにチョコあげないのが一番の復讐になると思う」 未春「さすがにそこまで心狭いのはどうかと思わない?」 華菜「…………正直、思う」 未春「でしょー?だから華菜ちゃんもさ、ちゃんと須賀君にあげるチョコ用意してあげなきゃダメだよー」 華菜「わかったし!…………って、だから私があのバカにチョコあげる義理なんてないから!」 未春「ハイハイ、義理なんかじゃないよねー」 華菜「ちょっ、真面目に人の話を聞いて――――」 貴子「ゴラァ!テメエらいつまでくっちゃべってやがんだ!あんまりふざけてっと、イカにチョコソースかけたの食わせて病院送りにするぞ、池田ァ!!」 華菜「ヒィッ!?なんで華菜ちゃんだけ……っていうか、なんでイカとチョコを合わせたし!?」 未春「あー、猫にイカもチョコも食べさせちゃいけないもんね……」 純代「バレンタイン……私たちが乗るべき波じゃ、ない」 星夏「ですね……悲しいながら」 美穂子「あらあら、ダメよそんな風に自分を除け者にしちゃ。バレンタインだって行事の一つなんだから、参加することに意義があるのよ?」 星夏「い、いたんですか、キャプテン」 純代「気付きませんでした」 美穂子「ウフフ、引退したけどみんなが心配で見に来ちゃいました♪」 貴子「オラァ、福路も手が空いてるならこいつら揉んでやれー!」 華菜「た、助けてほしいしっ、キャプテーン……!」 未春「なんで私までー……!」 美穂子「あらあら、大変……今助けにいくわよ、華菜ー…………でも、どうやって助けてあげればいいのかしら?」 華菜「ニャアァァァァァッ……!」 バレンタイン当日…… 華菜「ま、上がれー」 京太郎「お邪魔しまーす……」 城菜「ねーちゃんおかえり。おかーさん、ついさっきおでかけー…………あれー?にいちゃんだし……よいしょ」(ベター 緋菜「あそんであげるー!」(ベター 菜沙「ごほんよませてあげるー」(ベター 京太郎「なんかワラワラきたんだけどどーすりゃいいんだよ、池田ァ!」 華菜「呼び捨てやめろし!ほら、緋菜たちも一度そいつから離れろー。こんなのでもいちおーはお客さんだし、家に上がったら、まず手洗いうがいしなきゃいけないからな」 緋菜城「「「はーいだし」」」(チョコチョコ 緋菜「にいちゃん、せんめんじょまであんないしてあげるー」(トテチテ 菜沙「みちにまよわないよう、ちゃんと菜沙たちのうしろあるくし」(トテチテ 城菜「まいごにならないよう、てーにぎってあげるしー」(トテチテケンジャ 京太郎「助かるぜー、ありがとうなー」 城菜「どーいたましてだし」(フンス 京太郎「しが一個抜けてねーえ?」 城菜「きのせいだし」 ゾロゾロゾロ… 華菜「……あれ、私放置されてる?」 京太郎「んで……なんか放課後、急に呼び出されて家にお邪魔したわけだが……」 華菜「うむ、お前の疑問ももっともだろうし、説明してやるからよっっく聞いとけ」 緋菜「はいだし!」 菜沙「はいだしー」 城菜「はーいだし」 京太郎「…………」 華菜「お前もちゃんと返事しろ、須賀ァ!」 京太郎「いいからさっさと説明始めろ、煮干しぶつけんぞ池田ァ!」 華菜「ヒィッ!ちょ、ちょっとからかっただけなのに、怒鳴ることないだろ……」 京太郎「ハハハ」 華菜「なんでこいつ、私にはこう態度がデカイっていうか、生意気なのかな……。まあ、それは一旦置いておくとして、実はな今日うちの親が用事でいないんだ」 京太郎「ふんふむ」 華菜「そんでな、これから私は夕飯の買い物に行かなきゃいけない。で、緋菜たちには留守番しといてもらいたいんだけど、それはちょっと心配だから……」 京太郎「うん、帰るわ俺」 華菜「うわー!待てっ、ちょっと待つし!ちゃんと緋菜たちの世話してもらうための報酬は用意してあるから!」 京太郎「雀荘の一日無料券とか、風越OGとの練習試合の参加権とかか!」 華菜「フフン、聞いて驚け!華菜ちゃんお手製おやつのプリンだ!」 緋菜「なん……だと……」 菜沙「ねーちゃん、ふ、ふとっぱらだし……!」 城菜「プリン……」(キラキラ 京太郎「……やっぱ帰るわ」 華菜「なんでだよっ!?」 京太郎「自分で考えろバーカ!」 華菜「なんだと、このバカ!」 京太郎「バカって言う方がバカなんですー」 華菜「ぐあー、腹立つ!こうなったら最後の手段だ!やっちゃえ緋菜、菜沙っ、城菜!」 京太郎「!?」 緋菜城「「「にーちゃんおねがーい、いっしょにおるすばんしてほしいしー」」」(ウルウル 京太郎「……なるほど、凡夫だっ」 華菜「じゃあ、私は買い物行ってくるから、須賀ァ、緋菜たちの世話頼んだぞ!」 緋菜「いってらっしゃーい」 菜沙「おゆはん、カレーがいいし」 城菜「ハンバーグー」 華菜「とりあえずメニューはスーパーの特売見て決めるから楽しみにしてろー」 京太郎「ハァ……車に気をつけてなー」 華菜「当たり前のこと言うなよ……。あ、須賀!おやつのプリン、ちゃんとお前の分もあるからちゃんと食べろよっ、絶対だかんな!?」 京太郎「よくよく考えたら、俺の分が用意してある時点で確信犯じゃねーか、このヤロー!」 華菜「…………お前が悪いんだよ、バーーーカ!」(ダダダ 京太郎「なんで俺が悪いんだよ……」 緋菜「にーちゃん、プリン、はやくプリンたべるし!」 菜沙「おゆはんたべられなくなるとこまるから、菜沙がにーちゃんのぶんもたべたげよーか?」 城菜「城菜もてつだったげるし」 緋菜「あ、ズルイ!緋菜もてつだったげる!」 京太郎「どんだけプリン好きなんだ君たち……。えーっと、プリン……これかー、ってなんか黒いぞこのプリン!?」 城菜「にーちゃん、どしたのー?」(トテトテ 京太郎「いや、なんかおやつに用意してあるプリンの色が……って、なんだ、ただのチョコプリンか」 城菜「んー?」 京太郎「どした、城菜ちゃん」 城菜「………………ふんふむ、なるほどなるほどー、じっちゃんのなにかけてなぞはぜんぶすべてスリッとまるっとゴリッとおみとおしだし」 京太郎「なぞってなんなぞ?」 城菜「にーちゃんあきれるぐらいニブニブだしー。しょうがないから城菜とマージャンしょうぶして、城菜にかてたらヒントあげるし」 京太郎「いいけど……城菜ちゃん、麻雀できるのか」 城菜「緋菜も菜沙もできるし。ねーちゃんじきでんだし」(エヘン 京太郎「そーなのかー」(ナデナデ 城菜「城菜はこころひろいから、にーちゃんがまけてもおしえてあげなくもないし」(フンス 京太郎「自信あるんだな……この京太郎、容赦はせん!」 城菜「かかってくるしー」 華菜「ただいまー…………って、どーした須賀、城菜たちにプリンなんか食べさせて」 緋菜「にーちゃん、はやくするし」 菜沙「はやくつぎー」 城菜「つぎは城菜のばんだし。にーちゃん、あーん」 京太郎「…………いやな、三人に麻雀勝負挑まれてな?池田仕込みっていうから、これはもう油断できねーって本気で打ったら――――泣いた」 華菜「なにやってんだよ、お前……」 緋菜「にーちゃんとマージャンしてもぜんぜんたのしくないし」(プンプン 菜沙「いっかいも菜沙たちにホーラさせてくれなかったし」(プリプリ 城菜「城菜のあがりパイ、ぜんぶとめるとかひどいし」(プンスカ 京太郎「城菜ちゃんに関しては、俺ぁ絶対に謝らねー」 城菜「城菜のだいさんげんとスーアンコーたんきとこくしじゅーさんめん……」 華菜「」 京太郎「まあ、とりあえずだ……」 華菜「な、なんだよ?」 京太郎「…………チョコプリン、美味しかったぜー」 華菜「お、おぉ、そっか、そりゃ……作った甲斐があるってもんだー」 京太郎「…………」(ジー 華菜「…………な、なんだよっ」 京太郎「いやー、べつにー?」 華菜「だったらこっち見んな、バカ……!」 京太郎「へいへい。さて、池田も帰ってきたことだし、俺はそろそろお暇するし」 華菜「――――お、おい須賀ァ!」 京太郎「なんだよ」 華菜「ひ、緋菜たちの世話してもらったお礼だ、つ、ついでにご飯も食べてけ……」 京太郎「…………んじゃ、お言葉に甘えるとするかな」 華菜「そ、そーしてけー」 後日…… まこ「おーい京太郎、お客さんじゃー」 京太郎「はーいっ、それじゃすぐにお茶を用意……」 華菜「…………よ、よぉ」 京太郎「ほい、水道水」 華菜「いや、お茶出せよ!?」 京太郎「ハハハ、お客様にはちゃんとお茶出すぜ俺?」 華菜「遠回しに客扱いしないって言ってるよな、それ!?ひどいし!」 <ギャーギャー 優希「なにしに来たんだじぇ、風越の人」 和「また合同で合宿するらしいですし、その打ち合わせじゃないですか?」 咲「……ホントにそれだけかな?」 優希「ハハハ、案外京太郎の奴に会いに来てたりしてな!」 華菜「あー、そういや京太郎、今度の休み暇か?緋菜たちが今度はいつお前が遊びにくるのか、ってちょーうるさいんだけど」 京太郎「つい二、三日前にお邪魔したばっかじゃなかったっけ?」 華菜「い、いいだろ別にっ。私も歓迎してやらんこともないから遊びにくるし、な?」 京太郎「素直じゃねーなあ、華菜は」 華菜「ほっとけ!」 優希「」 和「嘘から出たまこと、という奴でしょうか…………って、咲さん?」 咲「…………」 優希「いつの間にか風越の人と京太郎がいい感じになってるのを見て、ショックのあまり石化しちゃってるじょ……」 まこ「早いとこ用事済ませたいんじゃがのー」 池田華菜編……カン!
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そんなに咲さん咲さんって言われたら、もう書くしかないじゃない! 咲「エッチな本……だよね、これ」 咲「………………ふーん」 京太郎「おーす咲ー、お茶はいったぜー……って、おまっ、なに人の秘蔵本、全部机の上に並べてんだよ!?」 咲「うん、京ちゃんもさ、男の子だからこういうのに興味あるのは分かるよ?」 咲「でも、さ……でも、京ちゃんの隠し持ってる本の全部がオッパイの大きい子だけっておかしくないかな!?」(バンッ 京太郎「ヒイッ!?ちょっと、壁バンはやめろって、カピ――」 咲「なに?」(ゴッ! 京太郎「い、いえ、なんでもねーです」 咲「よろしい。それでね、京ちゃんには一つ言っておかなきゃいけないことがあります」 京太郎「(なんで先生口調?)ハ、ハイ」 咲「……え、えっとさ、確かに私はオッパイも小さいし、体もチンチクリンだけどさ」 咲「いちおー、それでも女の子だから…………こういう本を見ちゃうと、オッパイ大きくないとダメって言われたみたいに感じちゃうから……」 咲「どーせぇ、えっちぃ本買うなら、もーすこし満遍なく買うようにしてください!」(真っ赤! 咲「あ、あっ、でもこんなこと言ったからって、エッチな本いっぱい買っていいってわけじゃないからね!?わかった!?」 京太郎「ぉ、ぉぅ……」 京太郎(なんかちょっとキュンときた……)(voiceカータン飼い主
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ザァァァ 洋榎「ふんふっふ~ん♪ あっめあっめ降れ降れ~♪」 スッ パチャッ ??「……」 洋榎「おわっ!? なんや!? ビックリしたぁ!」 絹恵「……」 洋榎「き、絹……?」 絹恵「……おねえちゃん」 洋榎「傘も差さないでどうしたんや? 忘れたんなら、一緒にほら!」オロオロ 絹恵「私ね、決めたんだ」 洋榎「何をや? 急に気持ち悪い口調になって……」 絹恵「愛するって気持ち、我慢するの辛いよね……ふふ、おかしいかな? 今頃気づくなんて」 洋榎「せやから! その気色悪い喋り方やめぇや!!」 絹恵「だからさ」 \\ \ ヘ ', i ,ィ ' ,ヘ ヽ ヘ ム | / ヘ, マ ', / ぃ マ , キ. / 斗‐ V , ' ,.。≦´ } ∨ キ , . /, ' ,.。if升三≧==--- 」__} // ,.。ifン´圭圭ニニ===≪≪三三 ヽ ,.。ifン´彡'" i i キ }iii〉 `,;○;;Y , ,.ィ'´rイ{ . i i . i} ,'// };;;;;;;;;i , i! ィ㌢ キ, ¨ 4' 〃' i!;○;;i! ,㌢ ’- 、 ノ / ム;;;;;;7 ,㌻ ノュ,,_,, イ ム;;;;;7 i i! i{ `  ̄ ´ ム;;;;7 i! ミュ ム;;;7 ii i| ヾミュ、 ,.。斗;;;;; / ` 、ミュs、 _ _,, -‐=ニ壬三三彡{ ii i| ` 、三三三三三≫-- ''"´ ハ i! ハ i | 絹恵「ごめんね。彼、奪わせて貰うから」 第十七章【略奪愛! 何を諦める必要があるんや!?】 ザァァァァ 洋榎「彼……? 彼って誰のことや?」 絹恵「決まってるでしょ? 須賀京太郎君のこと」 洋榎「京ちゃん!? な、なんで絹が京ちゃんのことを……?」 絹恵「おかしい? 私が彼と知り合いだとしたら」 洋榎「せ、せやかて! 京ちゃんは今まで一度もそない……」 絹恵「それはね。お姉ちゃんのことが好きじゃないからだよ」 洋榎「っ!! いつまでその気持ち悪い東京弁使うんや!!」 絹恵「ほら、お姉ちゃんは分かってない。須賀君は、関西弁が嫌いなのに」 洋榎「あ、あんな冗談間に受けとるんか?」ゾクッ 絹恵「冗談? あははっ……そうかなぁ?」 洋榎「絹……」 絹恵「そうだ。まずはお姉ちゃんに教えてあげないとね」 洋榎「教える? 何をや?」 絹恵「私と須賀君が――いつ、出会ったのか」 洋榎「!?」 絹恵「そう、アレは――」 二年前 長野 雅枝「ほな、私は県予選の実況に行ってくるから」 洋榎「長野もんかー。この中の誰かが全国に来る……!」ワクワク 絹恵「……」ポーンポーン 雅枝「絹、長野まで来てボール遊びかいな」 絹恵「こっちの方がええもん」 洋榎「絹は変わってるなぁ。麻雀の方がおもろいでー」 お姉ちゃんはええやろうけど 私は、お姉ちゃんみたいに強くないから 雅枝「絹は付いてきぃひんの?」 絹恵「そこらへんプラプラしとる」 洋榎「うちは行くで! 長野の偵察や!」 雅枝「はいはい。じゃあ、絹! 一人であんま遠くにいかんようにね?」 絹恵「はーい」 二人共行ってもうた あーあ、こんなことなら付いてこなければよかったやん 絹恵「……」ポーンポーン いつまでもボール蹴っていても仕方ないし どこか気晴らしにでも行こう ワーワーワー 絹恵「みぃんな麻雀ばっか」ポーンポーン つまらんなぁ なんかスポーツの大会でもやってへんかな? キャー! ガンバッテー! 絹恵「ん?」 なんや、アレ? 体育館みたいなとこで何かやってるんか? 絹恵「バスケ? それともバレー?」 どっちでもいい 今の退屈を打ち消せる、スポーツがあるなら 絹恵「入場料とかなさそうやし、入ってみよう」 スタスタ ガヤガヤ 絹恵「人が多いなー」キョロキョロ 試合をやってるのは、ここ……かな 絹恵「明るくなって――」 ???「うぉぉおぉっ!!!」シュバッ 絹恵「へっ!?」 ./ / ./ ./ / ./ ./ __ \ /,/ ././ ./ ./ / ./ ./ ! `'ヘ \ ././ ,/./ ./ ././ ./ ./ l r‐-、゙'ヘ .\ \ /.//./ ./ ./ / ./ ./ ヽ ヽ .\, . \\ /,// / ././ ./ / ヽ .ヽ \、 \\ ././ ./ ././ ./ ./ ヽ..ヽ .\ \ /,/\ ,/ / / / ./ ヽ.\ ヽ、 \\ \'" / / ./ / \\ /,`'、 .\\ \ /./ ./ ./ `‐ ./,/ .\ .ヽ,"./ ./ ./ // 、 .\ .\ /'" ./ / /./ .\ \ \ ヽ ヽ ./ / ,/ / /´゙''‐、, /./ \.`'‐..、 ゝ .ヽ ヽ / // / | .v_. \ \ /,/ \ | ノ /./ / l l `'-、\\ /./ `'ー..,,__,ノ ./ / ./ ./ ヽ.ヽ .\.`く./ / / /‐゛ `、゙‐ ./\ \ \ /./ ./ ` // \ \\ /./ ./ ., ,//.- \ ヽ ヽ / / / ./., ,.// .`'-、"'''′ .! ./ / ./ ././ ,, /./ `''―‐" / ./ / /./ /`'- -‐゛ / / ,/ / ././ ./ ,,,,_/ ,! / ,/ / ././ ./ l / / ,/ / ././ ./ / l ! / ,/ / ././ ./ / 丿 .,,,,__广゙' / ,/ / ././ ./ / / | . // / / ./ ././ ./ / // ||// ./ ,/ / ././ ./ / // , || ==― / ./ / /./ / ,/ .// ./ |_==― / ,/ / ././ ./ / // ./ ???「ハァッ!!!」バシュゥゥン! / / ヘ ヘ / >'"⌒` 、 , / > ´ \ ヘ ./ /- 、 , ', , / ` ,.ィ '"⌒ヽ , _∠_,,。zzュ、 V i .7 イ/彳 イ沁ヾヽ __ , | はへ? 7 {;;;;{ {{ ん } 〉`ー- 斗匕てニミx、キ | , 7ゞ.、` 乂ュ,ノ イ ´⌒ヾヘ ,仍 沁 ヾヽ i! ,' イ ` ー - " ヘ 、 V ノ } }x , ム .ハ. { //// ’ `ミュ゙<,__,ノノォ 7 ム ,' ゙i ////` ''' ´ .イ 7! ,' .∧ / } / / ! / ハ ヘ _ / ,' / / ! / / .ハ \ ゝ _ `ァ ノ-イ./ / i ノ , ' /. \ イ ./ /! i| / / ./ / ` - < /´ / / / i i´ / イ/ / ./ / | な、なななんや今のボール!? バビューンってなんて、ガーってなって! ど、どんなスポーツなん!? 絹恵「……今、シュートしたのは……あの、金髪の子!?」 ???「ととっ!!」ガクッ チームメイトA「危ないぞ須賀!」 チームメイトB「いくら天才のお前でも、あの技はなぁ。決まったからいいけどよ」ハハハ 京太郎「す、すみません」テレテレ チームメイトC「やるじゃねぇか須賀!」 宮崎大輔「やったな、京太郎!」ガッ ワーワー 絹恵「須賀、京太郎君……か」 選手R「ふぅん……やるじゃん」 選手T「油断せずに行こう」 選手S「たるんどる!!」 選手Y「負けることは許されない――それが王者の掟」 選手A「あぁん? 俺様の美技に酔いな」 絹恵「(あれは……ハンドボール?)」 チームメイトA「須賀! シュートだ!!」 京太郎「そのボール――増えるよ」バビュッ `"'― ..,,_ `'ー 、, `'-、 '!、 .| ./ / ._,, ‐''"゛ _,,,,.. -ー''''"´ `゙゙'''ー ..,,_. ..`''ー..,、 ゙''-、 ゙‐ .! / ,/゛ ._,, ー''"゛ . _,,,.. -ー'''''"゙´ `゙゙'''ー ..,,゙へ. ‘ . ‐二.. -ー''''"゙´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _,, ー ´゙"''― ..,,,_ _.. --、 _,,..-‐'''" _... -..、 `゙゙''''― ..,, ,..-'" ,! _,,.. -''''"゛ ._..-'"゛.、 .,- ‐==ニニ二二二ニニ==‐ `''- 、、 .,/゛ ./._、 _,.. -‐''"゛ _,,,,,,_ .-'"゛ ._/./ / . l ヽ \.\, `''ー. / ./ . ´゙"'.,, ー'''" ;/ `''ー、,,.'" / / / . . l .ヽ'、 \.゙''-、 ./ / ,..- │ ゙゙'-、 '" ./ / .、 .| l .ヽヽ \. ゙'' / /、 _..-'"゛ .l、 . `'-、″ .l゙ | .! .l ヽ\ . / / `''ー 、、 ._..-'"゛ .,. ..l, `-、 .l゙ | .} .l, ヽ.ヽ ,./ / `''‐..-'"゛ / l, \ | l .l ゙ / /、 ,/゛ .,/ ヽ `'-、,! | l / / `'-、 . / / .ヽ `'-, ! . l / / .\ .\、 _/゛ ,/ ../ .\ \." | ,..-''´ `-、 \. / . / ./ ヽ, \ `'―-‐'"゛ ' .\ \ . \ / ./ ./ \ \ l. ..ヽ ヽ \ `'-、 . / / ./ \ \ ..l ヽ .ヽ `'、、.,/ / / \ ヽ, .l ヽ .ヽ \ / / \ ヽ. ゙L ヽ \ \. / ./ ! .\ ヽ l .ヽ. ヽ ,./ ./ ,! .\, ゙' ! ヽ .ヽ / / l \ ヽ ヽ ヽ . / ./ ,! ,゙'-、 ..l ヽ ヽ, / / ! | .`''-、 ! ヽ. ヽ,./ / l | .`''- ..,_ .../ .l ヽ .ヽ゛ / l ! l `¨¨¨¨´ l, ヽ ヽ 選手A「なん、だと!?」 チームメイトC「行けぇぇ!」 京太郎「これで、決めるっ!!」 選手Y「させない!」 京太郎「you still have lots more to work on!」カッ ______________________ _,,.. -ー''''"゙´ ,_..................-.-――――――――――――――¬ーxi..,,、 .> `゙゙゙''''''''¬―-- ..二,゙¬- ..,,、 ,./ . / `゙゙'''ー`-ニ-..,,_ / ./ `'''-ミ\、 / / ニニニニニニニニニニニ二二二二二゙_\ / / / / ,/./ / / / / / / / .,/ / .,/ / ,/ / / _/゙./ _. _/゙ / _.... -ー''''"゙´ ,/゙ / _,,,,.... --ー¬''''"゛ ___,,,,、 /. / ゛ . _,,,.. -ー''''''゙゙゙´ __,,,,.... --ー¬''''"゙ ̄ ̄ / /゛ _,,,.. -ー''''"´ . __,,,.... --ー¬''" ̄´ ,//_,,,.. -‐'''"´,,,,.. --ー'''"゙´ ,/ .゙_.. -ー'''"´ rシ‐''''"´ 絹恵「ボールが曲がったぁっ!?」 選手S「止まらんかぁっ!!!!」バッ 京太郎「入れぇぇぇぇっ!!!」 ..ヽ .i、 ."| .! l゙.! 、」 ,!.l.,│ [' .ヽ/ lリ、 .! '',, ..,,、 ,! l |l'''ー ,,,_ ヽ .l゙ `゙"'../ i゙''-、 .|.!.l .l. !│ !l 、│.l .,! .|_ `''ー、、 ! l`'、 ! リi, `"! l | l n`゙''.ヽ( ,,_ ./、 ..l, .] ! .l. l. ! .l .! l .、l .! | l`' .|.l .ll、 | l,,,.ヽ. | ! .l. ,! .l`" l l,,, ,!.! .`゙''~ ,! l" ゝ ! .| .l. l} .! l! !l l.! !.! .l .!│| l .,! .l `'''㍉, | l. | .} l l ´ .,! |..,,、 !、 `';」 ̄l¬--、__ 'l′ ` .″ !! .!_l .l.l l .! l ,! l ! l .| l l゙ .| .`゙''ー.i,,,、 ! /..゙/゛.l ヽ ..l 、 |! l! ll .! .l .l゙゙'ili..、| .l ! .|.! ! .l .! !.! `゙'' ! / |. .ヽ ヽ l,.!.ヽ ! .! ! | l゙.l .│ l| │ ,! | l ! .!.l゙  ̄l \ . `'' l!、 ゙)、 l,! .l! l .,! !- | ! ! .| .! _\ .ヽ .`イ,,,,、,,,..ノ.! | .ヽ リ ゙ | | ! ! !-、, .l゙ ! .´ ,! ヽ l´ .! "! | .ヽ n |,! !亅 | l .|、,l .ヽ.l_ l ,! l 7V ! l`''-、 ゛ l ! | l .|`'ー、,、 ヽ `" l../iミ \/ .l゙ !.l .! .l │ .| / .| `'''ッ.'t¨ ̄> .ヽ . ! l \ .l'┘ l゙ ! .\, .l !./ ! 、 /! l ヽ `''ー、ヽ ! l ゙'-!/ .ヽ, l ./ー-、`' ,! |/ ! xil| !.| .ヽ ヽ .`''-、 ..l,,_ .|、 .\."lo、 .ヽ ″ .| .,リ.| l .| .゙{x .ヽ、 .ヽi'" ゙゙''|. ヽ.!.l.`'-,ヽ .|.l |iチ.! ,! !l, . l\. `'ッ、. ゙.l___ . l´.゙'''~..,_ ...l ヽ ゙'-、 │.'l、 /゙ヽ ″ l l !..l l `-,,.! `'-、 .ヽ `{ \ `".! .ヽ \ l l, l ヽ |/ !./ l. .l. `''-、、 `'-、ヽ .`-;;ーヽ,,. .l |ヽ .| ./、 .〟 ! ヽ ,l′ l/ .1 ..l .l `''-、、゛. l `''i 、,゙゙'‐、|. | ヽ l゙ ! l .l l、 .ヽ / ″.i゙ 選手A「なるほどSATURDAYじゃねぇの」ヒュッ ドゴォォォォン! 京太郎「はぁ、はぁ……決まった、か?」 チームメイトA「いや、まさか!?」 ギャルルルルルル シュゥゥゥ チームメイトB「あ、アイツ!?」 選手R「残念だったね」シュゥゥゥゥ 京太郎「そ、そんな……」ガクッ 選手R「まだまだだね」 京太郎「片手で受け止められちゃ仕方ねぇよ。俺の負けだ」スッ 選手R「ま、あんたも頑張ったけどね」スッ ギュッ ワァァァア!! パチパチパチパチ!!! スゴイゾー! ガンバッタナー! 京太郎「ああ、くそ。決勝に行けなかったなぁ」 チームメイトB「また次があるさ。さぁ、帰ろう」 京太郎「はいっ!!」 絹恵「……か、かっこいぃ!!」ドキドキ あないなスポーツ見たことなかった! サッカーとも違う、迫力満点のスポーツ! こないなものが、世の中にはあったんやな 絹恵「須賀、京太郎君か……」 ./ --- 、 '., ,' ./ ./ \\ \ .', .l / / ヽ.\ ヽ ! .! , ./‐‐-.、 ...-‐!l‐\ ', l l .! ./ ` ´ リ ', .', .l ノ,! !/,.-==ミ.、 ,ィ ===ミ、! l l ,'/l ., ' f/{ }ヽー ''./イ{ }ヽ Y l .,'/ .l 八 {ヾ乂 ゚ ノ,ノ/⌒ヽヽ 乂 ゚ ノ .ノ / l (' .l ト.-=一 ''´ 、 `ー == イ,' l l ト-, ''' '''' / ,' .! l l ハ -‐ - ,/ .,' ! l l i>... ,.ィ/ /! .l l l .j | ! ≧z... ....ィ≦_|/ , / ! .l / j j .,' j l/`{_f´ ̄ ̄ /., ' / l .l {( ./ ノ /_,'/ .,.ィ !_,.ィ! /./ ./丶l、 .! ト、\ ヽ`ー' / .// ./ 〉_ ハ /./ l / `ー- .、 ! !、 `ー=イ ,イ_,,..イ / } .\{/!l .V V ノ 絹恵「ちょっと、追いかけてみよ」タタッ チームメイトB「全員バスに乗ったかー?」 宮崎大輔「なぁ、京太郎。俺と組まないか?」 京太郎「へ? なんだよ急に?」 宮崎大輔「俺と一緒にハンドをメジャーにするんだ」 京太郎「えー? マジかー」 宮崎大輔「握れるか? 俺の手を!」 京太郎「汗臭いからパス」 宮崎大輔「」 チームメイトA「何やってんだお前ら! 早くバスに乗れ!!」 ウェーイ 京太郎「はーいっと」 タタタッ 京太郎「ん?」 絹恵「あ、あのぉー!!」 京太郎「なんだあのすげぇ美人!?」ガバッ 宮崎大輔「……早く乗るんだ京太郎!」グイグイ 京太郎「あ、おい待てって!!? ああぁ俺の美女ぉぉ!」 バタン ブロロロロロロッ 絹恵「あー……」ガクッ あともうちょっとやったのに あーあ、もう会えへんのかなぁ 絹恵「今日の大会が終わったら、私は大阪に帰らなあかんし」 長野に来る機会はもう訪れないかもしれない そんなの……嫌や 絹恵「もしかして……、来年の大会にも出るんかな……?」 そうや その時にもう一度声をかければええんや! 絹恵「須賀京太郎君! 来年も、大会見に来るから!!」 そして、電話番号とメールアドレスを交換してもらって ふふ、楽しみやなぁ…… 洋榎「おもろい試合やったなぁー」ホクホク 雅枝「才能溢れる土地やな」 テクテク 絹恵「……」ホクホク 雅枝「ん? どこ行っとったん絹?」 絹恵「んー、内緒や」クスッ 洋榎「あーん? なんや企んどる顔やなぁ」グリグリ 絹恵「そ、そないなことあらへんって……//」 洋榎「アウト」 雅枝「アウトやな」 絹恵「え、ええっ!?」 洋榎「正直に吐かんかーいっ!!」ガシッ 雅枝「今日は取り調べやでー!」ガシッ 絹恵「わぁーっ!!」 須賀君 私――ずっと ――数日後 絹恵「えっと、長野……ハンドボール」カタカタ ブゥゥーン 絹恵「出た! ふぅん、須賀君は中学二年生なんや」 君のことを ――二ヶ月後 カタカタカタ 絹恵「あちゃー。やっぱり全国行ってないと選抜には選ばれへんかぁー」ガクッ 大阪から ――半年後 絹恵「今日から高校一年生か……ふふ、須賀君は三年生。キャプテンになれたんかなぁ?」 追いかけてるから 洋榎「絹ー! 入学おめでとさんさんころりー」 絹恵「今更なんやお姉ちゃん」クスクス 洋榎「まぁまぁ、これからは同じ学校……チームメイトとして頑張ろなぁー」 絹恵「うん」 あの日から、半年が経って 私はサッカーを辞めることにした 理由の一つは、お姉ちゃんに憧れたこと お姉ちゃんのように強い雀士になりたくなったから 洋榎「おかんをビックリさせるくらい、強くなるでー!」 絹恵「そう、やなぁ」 でも、もう一つの理由は誰にも言えない だって私はもう――果敢にボールに食らいつく選手ではなく 絹恵「(須賀君に、野蛮な女や思われたくないし)」モジッ 恋する、乙女になってしまったのだから ――一年後 長野 ハンドボール県大会 決勝戦 ワーワーワーワー 絹恵「やっと……ここまで来た」ギュッ あの日から一年 私は、またこの場所に来ることが出来た 今回はおかんの仕事は無かったけど、お年玉やお小遣いを必死に貯めてここまでの旅費を貯めた お陰で、須賀君が決勝戦で優勝するこの日に 私は、長野にいられるんや 絹恵「須賀君……」 今は試合前の軽い運動中やろうなぁ 会いたいけど、我慢や 試合が終わるまで、気が散るようなことをしちゃ…… ガチャッ 京太郎「飲み物買ってくるぜー」 ウィーッス センパイハヤクモドッテクダサイヨー 絹恵「ふぁっ!?」カァァァ い、いいいい今すれ違ったのって?! 京太郎「(なぁんか可愛い人いたなー……ん? どこかで見覚えが)」テクテク 絹恵「はわわわっ!?」カァァァ 京太郎「ふんふ~ふん♪」 や、やっぱり須賀君や! 後を、尾けなきゃ! 絹恵「すぅーはぁー! すぅーはぁー!」ドキドキ タタッ 京太郎「んー、あの自販機はイマイチだなぁ」キョロキョロ 絹恵「(な、なんて話しかけよう)」 ずっとファンでした? 一目見た時から好きでした? アホ、そないなこと急に言えへんって! 絹恵「(ちゃう! 何のためにここまで来たんや!!)」ギュッ やるしかない ここまで来たら、ちゃんと告白を――!! 絹恵「あのっ……」 ドンッ 絹恵「きゃっ!?」 男K「あっ、いってぇ……何してくれんの君ぃ?」 男B「ひょー、激マブじゃーん」 絹恵「あ、え?」 男S「長野っぽくないねぇ君、どこの子?」 絹恵「わ、私はその……もう、行くんで」 男K「おっと、そうはいかねぇなぁ」ガシッ 絹恵「!?」 男K「治療費代わりに、君にいいことしてもらわねぇとなぁ」ヒヒヒ 男B「おいやっちまおうぜお前!」 男S「やっちまうか?」 男B「やっちゃいましょうよ」 男K「その為の右手? あとそのための拳?」 絹恵「い、いやぁぁっ!!」 シャカシャカシャカ 男K「あん?」 京太郎「ほれ、ジュース」 男K「へっ?」 カシュッ ブシュゥゥゥゥゥッ 男K「ぐぁぁっ!?」ビシャビシャ 男B「!? なんだてめぇ!!」 男S「何コーラかけてくれてんだごらぁ!!」 京太郎「は? これはコーラじゃなくて」 ,/ / | ハ | | i 、 ヽ \ \_ i / | | | | | |、 i ゙、 、 \_ _> .| i | i | | | | ハ ハ _i!_ i \ ヽ` ̄ ̄ .| | |+--|、_|! | | i! ,/.ィ'|"i´ ハ | i ヾ 、 ヽ .| | |.|ヽ |、_|王!ー |./i .;"´/=、!/ | ! | \ 、i !. r| i.|、!,,ィ'" ._iミi! |/ /彳 r !ヽ,| ,イ | 、_ \ | |^!. N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ. ! | i、i、 ゙、 ` ̄ ̄ メ( /^|イ `、| .ノi \ヾi .、、 i! i ノリ ` .| ヽ__i |イ|/ .ヽ'≡ミ .i ____...., |/ ,ィ´ ム.\ `ー-- ―'´ /、! ―-イ/ 、 { }、 \  ̄´ /!/ / V///>、 //| | 、 、 \ / ./.|y }////// 、 ',/{ V/≧= .`ー---'′ /|V .{////////} /ム V////≧ .V !/////// /て////ヽム V///////ム ../ /////////、////////ム V///////l{ ./ ///////////≧= ../////////ム V//////{ ィ /////// V////////>、////////// ム V/////ィ 、_ .メ////// V////ィ´ ̄ Y///////////// 、 V//イ′ ///////////// }//////////////j ≧=′ メ////////// / |//////////////ム 、__ ///////////イ ′//////////////フヽ、=  ̄ /////////イ ////////イ´ ̄ ̄ ミ二二二´ '//////{ ィ >′/////ィ l} ,イ >´///ィ / > ´//{ / >´//V / >´//ム 彡 彡 ´///≧=-///////V/////////////,ィ / 京太郎「ドクターペッパーだ!!」デーン 絹恵「あ、えっ……? 須賀、君?」キョトン 京太郎「そこの美人さん! 今のうちに逃げて!」 絹恵「え、え?」 男K「てめぇ、ざけんなごらぁ!」 男B「おい、こいつってまさか決勝に出てる奴じゃ?」 京太郎「ぎくぅ!?」 男K「けっ、おもしれぇ。ならよぉー、分かってんのか?」 男S「俺達に殴り返したら、お前らのチームは失格だよなぁ」 絹恵「っ!」ゾクッ 京太郎「……えっと。ここいらでお開きってわけには?」 男KBS「「「行くかボケェ!!」」」ダダダッ / /へ 、 ヽ ヘ ./ // ` 、 \` 、 ヽ ヘ , ./7 / 、\ \ , ./ ソ ヾ 、 \ , { , {.i ヾ、 ヽ | | ii ,〆 V ', ,' i! ,ィ' _,。ィ V , | , L,,_ ` / ,,。if升‐≪''ミォ | キ { ¨__‐- 、 ,。イ ,ィ'ヽ i} i;;i 」>===ミx=ュ、_,,イ / 弋’ノ 〝 j;;} | ', f;;;{ 《 ,⌒ヽ ヽ ,.-‐、、 _,,。彡'"} , ',;;',ヘ` .乂’ノ 〃 ` ー= " i i| マ ヾ,、ヘ,__,, イ , i! i i マ ` ハ ̄ ̄ /i! .! ! , ハ / 7 ! ! } 入 - ./ , ', > ‘ー ’ | { , }.ィ } | >i - ´ .i 〉 i ', ヘ ノ.}{i { ハ i | /7 | /ヘi! , へ _/ .ノ{ ', iヽ __,ノ , i / ヘ i / ', / ヽ _ヽ イ , ノ ./ 〉、 ,ハ マ ヘ /}', / // / ーォ V マ ヽ /.ヽ / > '" 7 / i! V .マ ー- ' 絹恵「す、須賀君!?」 男K「俺達三人に勝てるわけないだろ!!」バキッ 京太郎「バカ野郎! 俺は勝つぞお前!!」 男B「うぉらぁぁ!」ドゴッ 京太郎「ぐぁっ!?」 絹恵「須賀君!! やめて、やめてぇな!!」 男K「おらおらおらおら!!」ドガバキ 京太郎「」ボコボコ 絹恵「だ、誰か!! 誰か来て!!!!」 ガヤガヤ オッス、ダイジョウブカ? 男K「ちっ、ならこれで勘弁してやるよ!!」ガンッ バキッ 京太郎の右腕「」バキャーン 京太郎「ぐぁあああああああああああっ!?」 絹恵「ひぅっ!?」ブルブルブル 京太郎「が、ぁっ……」ジンジンジン 男K「やべぇよやべぇよ……右腕があらぬ方向に行ってるぞ」 男B「逃げようぜ」 男S「ああ」 スタコラサッサー 絹恵「あ、ぁっ……す、須賀君?」 京太郎「」 絹恵「わ、私の、私の……せいで」 タタタタッ! チームメイトF「先輩っ! まずいですよ!!」 宮崎大輔「京太郎!! 俺の京太郎ッッ!!」 ピーポーピーポー 京太郎「うぅっ、くっぁ……」 救急隊員「シアイハムリネー。ヤスマセルヨロシー」 チームメイトT「そんな!!」 救急隊員「オソラクダケド、ニドトハンドボールムリネー。ワタシイシャジャナイケドワカルヨー」 絹恵「え……?」 それからのことは、よく覚えてへん 痛みで気を失った須賀君は、到着した救急車で連れていかれて 私はその様子をじっと、見つめていることしか出来ひんかった それがあまりにも短い時間のことやったから 心のどこかではまだ、私はこれが夢やないんかと思い込もうと必死だった でも―― チームメイトV「もう終わりだぁ……おしまいだぁ!」 チームメイトP「何を寝言言ってる!? ふてくされる暇があったら戦え!!」 チームメイトV「無理だ、京太郎さん抜きで勝てるわけが無いよ」 宮崎大輔「京太郎おぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 須賀君の仲間の悲痛の叫びが、私の意識を捕らえて離さなかった 翌日 病院 絹恵「……」 一晩もの間 私は抜け殻同然やった 一緒に来ていたお姉ちゃんが、ホテルで私を見つけるなり抱きしめてくれて 私はその胸の中でずっと泣いていた 絹恵「謝らなきゃ……謝らなきゃ、謝らなきゃ」ブツブツ あの後、決勝戦は須賀君不在のチームが惨敗してもうたらしい 私が須賀君を追いかけなければ…… あんな場所に行かなければ 彼は今頃、優勝しておったかもしれないのに 絹恵「……」フラフラ 病院に搬送された須賀君を追って、私は今ここにいる 事情聴取の刑事さんが、私に病院を教えてくれたから 来るのは簡単やった でも 須賀母「嘘ですよね! 先生!!」 絹恵「……?」 須賀父「息子はハンドボールの才能があるんです!! そこをどうにか!!」 医者AMIBA「この天才の俺様に無理なんだ! 奴の腕はもう使い物にならん!」 須賀母「そんなぁ……嘘よ!!」 須賀父「京太郎ぉ……」 医者AMIBA「まぁ、日常生活くらいなら大丈夫だろうけどな」フフン 京太郎「……」 須賀母「京太郎……かわいそうに」ポロポロ 京太郎「……あの、ちょっといいですか?」 医者AMIBA「あん?」 京太郎「俺と一緒にいた女の子って、無事ですか?」 絹恵「!?」ビクッ 須賀母「女の子って!! それがどうしたのよ!」 須賀父「今はお前の腕の話を!」 京太郎「いやだって、所詮ハンドが出来ないだけだろ?」 須賀母「えっ?」 京太郎「これくらい軽いって。それよりさ、可愛い女の子をちゃんと守れたかどうかの方が重要なんだよ!」 須賀父「京太郎、お前……」 ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ 京太郎「腕の一本くらい、安いもんさ」ニッ 絹恵「……っ」ポロポロ 須賀君……なんで? どうしてこないに、優しいの? 須賀母「無事らしいわよ」 京太郎「よかったぁ。チラッとしか見てないけどすっげー可愛かったからさー」 須賀父「全く、お前って奴は」 医者AMIBA「いい木偶になりそうだ」フフフ 絹恵「わた、私……ちゃんと言わなきゃ!」 例え一生かかっても、私は須賀君に償わなきゃあかん! そう、この人生を全て――須賀君に! カツーン 絹恵「?」 カツーン カツーン /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \. / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ヘ. / . i / . . / . / \ . i. / / . / . .. . . . ヽ . i ′ ./ . / . / . . ハ i ′ . / / / / , i |. / ′. / / / 从 . . ...i .i / ′ ′ .′ / i i i ... | |. / i i i .i 从 i i . i i i. / /.i i i i i i i i i i i i i / / | i i i i i i i i i l l i l i.// ヾi i i i i i i i | i i' i ′i / i.´ 少 ', l i i i ゙、ト | ヘ i ' | ゙ /i /i / i\ / | 、 ハ ヾ i 、.i ヘ i ', i ゙、 / iノ. i/ i i \ / | ハ ヾ ゞ. ,丶i ゙ j ヘ/ / 厶 ハ i 丶 ∧ヾ | / ヽ.、 ._ ヾ., イ / /i ′ ゝ_../ ∧ヽ. | /. i > _  ̄ . r ./. // i / /. /i_.i ∧ヽ | / 丶  ̄ / / レ /. // ヽ 照「…………」 絹恵「(だ、誰やこの女……? 顔が見えへんけど)」 照「……もしかして、アナタ?」 絹恵「えっ?」ビクッ 照「京ちゃんが守った人って……アナタなんでしょう?」 絹恵「京ちゃん……? あっ」ドクン 須賀京太郎 つまり、京ちゃんって 絹恵「そ、そうです、けど」 照「そう。よかったね、無事で」 絹恵「……はい」 照「それで? そこで何をしてるの?」 絹恵「えっ?」 照「助けて貰ったんでしょ? いいよね……私は、助けて貰えなかったのに」 絹恵「は?」 何を言うとるんや、この女―― 照「ふふふふ、お父さんとお母さんが別居になって……私は東京に行くことになった」 絹恵「あの」 照「でもね、いいんだ。京ちゃんが無事なら、幸せなら、私はそれがすごく嬉しいの」 絹恵「(変質者か、こいつ?)」 照「だから、東京に行っても――昨日は大事な日だから応援に行った。京ちゃん、いつも以上に輝いていたなぁ」 絹恵「っ」ズキッ 照「ねぇ? もう一度だけ聞くよ?」 /. /. ,'. ; ;イ i ヽ. /. /. i i/i i!iハ i .. /. /. /. i. i! i i ハ i! . /. /. i! ! i! iィ!厂ヽ ii i i . . . !i i i ! i ! .ハ i ヽ茫弐 ゝ ! i i . . . i!i イ i i ii ! ヽ !゛゛ .-・゙'ヽ!i!ヾ ! . .. . イ ! /i !ハ ハi ' ヽ i/i ! ! . . . / !/! ! i ハヽヽ /'i ! i i i . . /. ヽi !' ヽ , ‐ - /. i !ハ ! . . /. . ´ ,イ /. i !i . / . /. /. /. > / ! /. i i! / . イ. /. /. / ヤ ` / ヽ i i . / . /. /. /. ノ 乂 } /iヽ } `ヽ } . . / . /イ /. ;; -゙ ニ ヘ } ヽ . } ヽ;;_ノ. . { !ィ 二 ヘ ヽ . ;;} ニー._ . / ヽ ヤ . ヘー-、 . ' } 〃/ ヽ / ヽヤ . ヘ _ - ‐ 、 } 〃/ .ハ. / ィ ヽヤ . ヘ } 〃/ ヽ 照「いつまで、悲劇のヒロインぶって――ここに立ってるつもり?」 絹恵「っ!?」ズキン 照「顔を出してどうするの?」 絹恵「私は」 照「アナタに守ってもらいました。お礼をさせてください? 一生かけて償います?」 絹恵「別に」 照「それってさ」 絹恵「何も――」 照「純粋な気持ちだけじゃないと――」 絹恵「期待なんて――」 照「下心って、言うんだよ?」 絹恵「違うっ!!!」 照「……何が違うの? アレはただの事故でしょ? アナタが京ちゃんに何かをする必要なんて無い」 絹恵「私は、このままじゃ悪いと――」 照「言ったでしょ? 京ちゃんは守れてよかったって。腕は気にしてないって」 絹恵「だからって!!」 照「本当に京ちゃんのことを想うなら」 / \ ,.' \ / \ / . . . . . . . . ', . ` .、. / ヽ ヽ 、 Χ 、 . !¨ヽ 、 ヽ / \、 . /`ΧV ', 「 } . . . . \\. . / ヽ/ヽ代J}ヽN !) / . . . . . ヽ とっとと――失せて / ; イ ハ \__ `' V ! 「 ! ! ヽ ヽ }ヽ} // |/ .V 〉 ` リ .| /! ハ } ハ } \! ヽ. / | V ト、 ,_ァ / ´ ̄¨| √} 厂 }!、 j V / `i r- 、 j . . !/`、| / >、. V j! } 「! l / /\ `>、 j ハ l l ヽ ... ≧x /y ! 〉、 > 7/ /=l ,_... / } /´ V / 〃 { /=≦ム //' ∨ _ ,小 `ー―.v´ >'"¨∨/ x ´ / ハ Lヘ´ 'i / / / , , ,. / ;イ / く ` , , l / | / }` } ! | / l / / . . l l l / l / / . , ! N / ,7 ..... . j | 〃 ,’ { 絹恵「っ!?」 照「ミーハー気取りのファン被れが、京ちゃんに近づかないで」スタスタ ガラッ 京太郎「照さん!」 須賀母「照ちゃん! よく東京から」 須賀父「すまないね」 照「いえ。咲はもうきましたか?」 須賀母「昨晩来たわよ。もう、ずっと泣いちゃって」 照「そうですか……京ちゃん、痛かったよね?」ギュッ 京太郎「い、いいいいや! 照さんが来てくれたお陰で! 俺はもう元気っす!!」ドキドキ 絹恵「……」フラフラ その女に言われた言葉が、頭からずっと離れなかった 悲劇のヒロイン? 下心? ミーハー? 違う!!! 私は、私は純粋に須賀君の力になりたくて来たんや! 絹恵「なのに、なんでや?」 あの女が須賀君と話している姿が 京太郎「照さんに会えるなんて、怪我してみるもんだなぁ!」アハハ 照「もう、心配させないで」ギュッ ズキン ズキン 不愉快だ 須賀君は喜んでるのに、私以外の女と話しているのが嫌や なんで? どうしてその場所は私のモノじゃないん? 絹恵「なんで――」 ドクン `` , ィ'" | i| `` ′ i! _ -ー― ,.。s==ニニニ==s。、 _,.。s=ニ -―  ̄ ̄ | { f´ ̄ ≫三ミxs。、 `ミュ、 ,.ィ',´イ´ ∨。',=,イ/ イ圭芯`ミュ、 `ミュ、___// V。A {ヘ ん三三ハ `` } 〈 |! V A ! ヽ V辷ひニり //´ ̄`ヾヘ V A ', ゞ- ‐='" // ヾヘ ヾ へ{_ _ -- 彡イ へミュzzzzs。-- -- |! | | iー―  ̄  ̄  ̄ i| i. } , | ', i | ', ゝ, ', { | ハ \ _ _ノ |! i!\ ` 絹恵「あぁ、そう――やったんか」 うち、須賀君のことが好きやったんや 選手としてだけやない 男として 付き合いたい異性として 絹恵「あ、あははっ、せやったら……あの女の言うとおりや」フラフラ 私はあわよくば――この事故を利用して須賀君に歩み寄ろうとした 彼女にでも、なるつもりだったんやろうなぁ ホンマに誰に似たんやろうか 浩子あたりが聞けば、喜びそうな話やけど―― 絹恵「わ、わたし、ゲスなヒック、おん、な、やったんかぁ……グスッ」ポロポロ
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A「悪いな、ロンだ」 京太郎「うがああああああ! 聴牌してたのにぃいいいい!!」 B「とても麻雀部員とは思えない警戒の低さだな」 C「そんなんで大会出れるのかよ」 京太郎「うるせぇ……だいたいお前らそんなに強いんならうちの部に来てくれよ」 B「部活とか怠いわ」 A「まぁ、あの原村さんと一緒の部活っていうのは魅力的なんだけどな」 A「お前の様子を見ているとちょっとな……」 C「どう見てもパシリだろ」 京太郎「……やっぱりそう見えるのか?」 A「どっからどう見てもな」 B「女子がお前のことタコス買い出し器って呼んでるの聞いたぞ」 京太郎「くそっ! これもみんなあのタコス娘のせいだ……」 C「まぁ戦力にならないんじゃ仕方ないな」 A「女子の方は団体にも出るんだろ? 去年のミドルチャンプもいるみたいだし、お前の存在意義はそんなもんさ」 C「役にたててよかったな!」バシバシ 京太郎「はぁ……もういっそマネージャーに転向しようかな」 A「そういや新体操の女子とかがお前のこと欲しがってたぞ。麻雀部で腐らせておくのはもったいないって」 C「羨ましいねぇ、イケメンは」 京太郎「新体操はおもt……いやなんでもない」 B「そういやこの間読んだ雑誌で、女子ランク全国2位の学校のエースの特集組んでてな」 B「なんでも病気で生死の境をさまよってから、いきなり強くなったらしいぞ」 A「そんなプライベート情報まで載せていいのかよ」 B「ゴシップみたいなもんだからな、信頼はできないんだろうけど」 京太郎「……その話マジか」 C「おいおい、冗談でもやめておけよ」 京太郎「わかってるって、いくら俺でもそn」ブブブ 京太郎「…………タコス要請が出た、もう部活に行かないとな」 A「強く生きろ」 B「辛いからってさぼんなよー」 京太郎「行ってくるわ。じゃあな」 ~部活後~ 京太郎(来る日も来る日も雑用ばかり)トボトボ 京太郎(たまに卓についたら、みんなから毟られるだけの銀行扱い) 京太郎(カモだと思って連れてきた咲はどう考えても怪物) 京太郎(優希はやけにまとわりついてきて鬱陶しいし) 京太郎(和目当てで入ったのに、肝心の和は咲にお熱と……) 京太郎(俺の青春は一体何のために……) 京太郎(…………もしも、もしもだ) 京太郎(麻雀が強くなって活躍することができたら……) 京太郎(和も……いや、それ以外の美女をも振り向かせることができるかもしれない!) 『なんでも病気で生死の境をさまよってから、いきなり強くなったらしいぞ』 京太郎「………」ゴクリ 京太郎「死にかけるだけ……なら大丈夫だよな?」 京太郎(そう、何も死ぬ必要はない) 京太郎(確実に生還できる方法で、なおかつ命を危機に晒せばいいんだ……) 京太郎(麻雀は競技人口1億人を超える、超メジャー競技) 京太郎(成功すれば、俺の灰色の青春は一気にバラ色になるはず!) 京太郎「おっし! やってやるぞ!」グッ 安価 19 京太郎が死に近づく方法 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/22(木) 00 18 31.26 ID IrLN3meiO 霞さんにクラッシュさる 京太郎(とりあえず、決行前に成功祈願でもしに行くか) 京太郎(まだ日は落ちきってないし、どうせだからあそこの大きめの神社にでも) ――神社境内―― 小蒔「……」ウロウロ 京太郎(ん? こんな時間に巫女さん?) 京太郎(というか、ここで巫女さんを見るのは初めてかもしれない) 京太郎(それにしても……立派なおもちをお持ちで……)ジュルリ 京太郎(ちょっと声をかけてみよう、これを機にお近づきになれるかもしれないし) 京太郎「あの、すみません」 小蒔「ひっ!?」ビクン 京太郎「いや、怪しいものでは……」 小蒔「えっと……その、なんの御用ですか……?」 京太郎「ちょっとお参りに来たんですが、この神社の方ですか?」 小蒔「いえ、私は用事があってちょっと寄っただけで……」 京太郎「そうだったんですか、道理で見かけない顔だと」 小蒔「あの……このあたりにお住まいの方ですよね……?」 京太郎「え、ええ、まぁ……」 小蒔「あの……このあたりで私と同じような格好をした人を見ませんでしたか?」 京太郎「いや……見てませんけど……」 小蒔「そうですか……すみません、一緒に来た人とはぐれてしまったもので」 小蒔「探し回ってみたんですけど、どこにも見当たらなくって……」 京太郎「それは大変ですね……」 京太郎(おお……近くで見るとまた想像以上に……)ゴクリ 京太郎「一緒に探すのを手伝いましょうか? 土地勘はありますし」 京太郎(和以上の逸材……加えて漂ってくるお香の甘い香り……) 京太郎「もう暗くなってきたのに、女性一人で歩き回るのも危険でしょう」 京太郎(くっ……いかん! オナ禁してきたせいで俺のリー棒がっ!!) 小蒔「そんな……そこまでしていただかなくても……」 京太郎「いえ、この須賀京太郎、目の前で困っている女性をほうっては置けません」 京太郎「さぁ、早く行きましょう」グイッ 小蒔「あ、ちょ」 霞「あらあら、そこの獣は小蒔ちゃんに何をしているのかしら」 京太郎「え?」クルッ ギュム パンッ!! 京太郎(あれ……ここはどこだ……?) 京太郎(あたりは霧の中のようにぼんやりとしてる) 京太郎(俺は一体……) 京太郎(…………あの光は) 京太郎(…………) 京太郎(…) 京太郎() 安価 45 京太郎が手に入れた力 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/22(木) 00 49 37.30 ID 3eJX9VBr0 牌が一つ飛ばしで透けて見える 京太郎?「ぅう……」 京太郎?「…………ここ……は?」 霞「気がつきましたか!?」 京太郎?「……あなたは?」 霞「石戸と申します、あの時は勘違いで取り返しのつかないことを……」ドゲザ 京太郎?「取り返しのつかない……?」 霞「…………私のせいで、あなたは既に男性ではなくなってしまいました」 京太郎?「へ?」 霞「正確には男性としての機能を失って……」 京太郎?「は……え……?」 霞「今から3日前、私はあなたが小蒔……我が一派の姫君に襲いかかっている暴漢だと勘違いをし、睾丸を握りつぶしてしまいました……」 京太郎「……握り…潰し?」ゾク 霞「今、私たちはあなたに2つの選択肢を用意できます」 霞「一つは、睾丸を失ったまま男性として生きていくこと」 霞「もう一つは、私たちの儀式で完全に女性に生まれ変わるということです」 霞「完全にこちらの責任でこのようなことになってしまい……本当に申し訳ありません……」 京太郎?「待ってください……話が急すぎて何が何だか……」 霞「急かすようで申し訳ありませんが、女性になる方を選ぶのでしたら早めに儀式を行わないと間に合わなくなります……」 霞「どうか、この場でご決断を……」 京太郎(女……俺が?) 京太郎(ど、どうすればいいんだ俺……) 85 玉無し野郎ルートor京子ルート 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/22(木) 01 14 05.28 ID l4dHd1QO0 京子 京太郎(風前)「えっと……中途半端なのはアレ? なんで……女にしてもらえますか……?」 霞「!! 分かりました、では早速準備に取り掛からせていただきます」スッ ハッチャン! イマスグミンナヲココニ リョウカイデスヨー! バタバタ 京太郎(風前)「これで良かったんだろうか……」 京太郎(風前)「何が何だかさっぱり分からないが……」 ~1週間後~ ――長野清澄―― 京子「とうとう帰ってきてしまったか……」 京子(儀式が終わってから、女性としての基礎知識を学んでから帰ってきたわけだが) 京子(まだ未だ違和感が拭えない……) 京子(髪はロングになってしまったのはいいとして) 京子(問題はこのおもちだ……) 京子(男性器のサイズに比例するらしいが、標準で15てそんなに大きかったのか? ) 京子(周りの人間よりはデカい気でいたけど、そもそもそんなに人のを見たわけでもなかったからなぁ) 京子(さて、ここからが正念場だ) 京子(相手に自分の言うことを信用させる神水……) 京子(これを香水の感覚でつけていれば女になったという事実をすんなりと受け入れさせることができる……らしい) 京子(不安だ……) 京子(とりあえず家に行くか……) ――自宅―― 京子「ただいまー」 母「はい!? どなた……」 京子「俺俺、京太郎だよ!実はさ、帰り道で体が熱くなったと思ったらこんな体になっちゃってさ なんか国立研究所みたいなところへ連れて行かれて、今日まで検査してたんだよ! 俺も信じられなかったんだけど、実際こんなことになっちゃってるわけだし 新種の病気みたいでまだ話を大きくしたくないらしいから発表はしてないんだけど 体にこれといった事情はないから問題ないし、心配しなくても大丈夫だぞ」 母「……」 京子(マズイ……顔が歪んでる) 京子(このまま警察ルート直行か?) 母「それは、大変だったねぇ……」ホロリ 京子(ちょろすぎワロタ) ――部室―― 京子(とりあえず同じ要領で教師を納得させることに成功した) 京子(あとは麻雀部の人間だけだが、まだ誰も来ていないな……) 京子(まあ女になったことに慣れていないがための体調不良を装って抜け出してきただけなんだけどな) 京子(この神水、かなり使えるから温存しておいたほうがいいな) ガチャ 咲「……え?」 京子「あ、咲」 咲「…………」プルプル 京子(あ、マズイ説明しないと……) 京子「あー、咲これはだな」 咲「京ちゃあああああああん!!」ダキッ 京子「!!??」 咲「どこに行ってたのバカっ! 私がどれだけ心配したとっ……!」ギュウウ 京子「は? え?」 京子(落ち着け、俺はまだ何もしてないぞ) 京子「えっと、先生から聞いたのか……?」 咲「なんにも聞いてないよ! 京ちゃんが帰ってきてるなんて一言もっ!」 京子「じゃ、じゃあなんでわかるんだよ……」 咲「そんなの私にもわからないよ……でも、絶対に京ちゃんだってわかるの!!」 京子(さっぱりだ……) 咲「良かった……良かったよぉ…………」ポロポロ 京子(まいったな、不思議なこともあるもんだ……) 京子(それにしても……) 京子(自分と比較することでより一層際立つ咲ボディの貧相さ……) ――部員への解説後―― 久「それにしても……特筆すべきはその胸よね」 優希「まさか犬の胸がのどちゃんの胸と拮抗する日が来るとは……」 まこ「髪も目を見張るような美しさの金髪じゃのう」 和「なぜでしょう……そんなオカルト有り得ない、と思うことができないのは……」 咲「でも、これで久しぶりに全員が揃いましたね!」ニコニコ 京子「ははは……みんながすんなり受け入れてくれて助かりました」 久「とにかく、無事に戻ってこれてなによりだわ」 久「今日はお祝いにパーッとやりたいところだけど……」 まこ「県予選も近いし、悠長なことは行ってられんのう」 久「ということで、今日も麻雀の特訓に励みたいと思います」 咲「そうだ! 久しぶりだし京ちゃんも一緒に打とうよ!」 京子「え?」 久「そうね、女の子になったわけだし、腕次第では団体戦にも出場できるわよ?」 まこ「京太郎……おっと、京子と呼んだほうがええんか?」 京子「どちらでも構いませんよ」 まこ「女子に京太郎と呼ぶんは気が引けるけぇ、京子にするか」 和「私は……須賀さんでいいですね」 優希「よしっ! 長いこと躾てなかったし、早速犬を調教してやる必要があるじぇ!」 久(なんだか以前より危険なセリフに感じられるわね……) 咲「みんなもこう言っているし、ね? 京ちゃん」 京子「まぁ、俺も麻雀部員だしな。構わないけど」 東:咲 南:優希 西:京子 北:和 ―東1局― 京子(なんか、すっげぇ大切なことを忘れている気がするんだが)ヒョイ 京子(お、順子が増えた) 京子(なかなかいい滑り出しだが……) 京子(…………ん?) 咲:1■1■④■③■九■九■一 京子(咲の手……ありゃあほぼ確実にヤオチュウの暗刻が二つだな……) 京子(こえーこえー、いつ嶺上開花が決まるか分かったもんじゃ……) 京子(……………………) 京子(ん?) 京子「うおわあああああああああああああああああ!!」 一同「!?」 久「ちょ、いきなりどうしたの!?」 咲「きょ、京ちゃん?」 京子「は、牌が……透けて……」 まこ「は?」 和「須賀さんは何を言っているんでしょうか……?」 優希「とうとう頭がおかしくなってしまったか……」 京子「さ、咲!! お前の手、そっちから見て左からひとつ飛ばしに一九九③④11になってないか!?」 咲「え……あ!」 久「ほんとね……須賀……さんの言う通りだわ……」 京子(ど、どういうことだ……) 京子(女になった時に、ほかの異常が起きたっていうのか……) 京子(いったいこれは…………) 京子(あ) 京子(………………そうだった) 京子(なんで今まで忘れてたんだ……) 京子(命を危険にさらすことで、麻雀が強くなるって聞いて……) 京子(もしかして、今の俺の体は……この力の代償ってことだったのか……?) 京子(ああ、神様……あんたって奴は…………とんでもないやつだよ……) ∧∧ ∩ ( ´∀`)/ ∧∧ ∩ ⊂ ノ ( ´∀`)/ (つ ノ ⊂ ノ ∧∧ ∩ (ノ (つ ノ ( ´∀`)/ (ノ ⊂ ノ ∧∧ ∩ (つ ノ ( ´∀`)/ (ノ ⊂ ノ ∧∧ ∩ (つ ノ ( ´∀`)/ (ノ ⊂ ノ (つ ノ ∧∧ ∩ (ノ ( ´∀`)/ ⊂ ノ (つ ノ (ノ ∧∧ ∩ ( ´∀`)/ _| つ/ヽ-、_ / └-(____/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 続きはまた建てるわ <⌒/ヽ___ /<_/____/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄